2009年6月30日

梅雨の合間に


 夕べからの雨で調査の仕事が中止になった。内心ほっとして、何することもなく小屋でのんびり過ごしている。午後から止んだので庭に出た。明るい緑のハート型したカツラの葉の上でたくさんの雨粒が、雨空を映して光っている。このカツラは、6年前に小屋を建てたときに植えたものだ。そのときは、高さ1mぐらいの弱弱しい苗木だったのが、今では8メートルにも生長して雨露がしのげるほどになった。

 その先に、ネムノキがある。これは庭が牧草地で何も樹木が無かった頃、真っ先にどこからかやってきて育ったものだ。ふと見たら、花が咲いている。繊細な雄しべが、雨に打たれて絡まっている。濡れそぼった美女の風情か?

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