2009年8月30日

キクイモの花


 8月も、明日を残すのみ。ブログの投稿数が月を追うごとに先細りになっている。これではイカンと、慌てて庭の植物を写した。いま咲いているのは、キクイモとサルスベリ、萩だけ。キクイモは、僕が小屋を建てる前から一面に繁茂していた雑草で、これまでに手当たり次第引き抜いた。だいぶ追いつめたが、まだ庭の一部に残っている株が、こうして美しい花を咲かせている。このような花を見ると、少しぐらいは彼らを生かしておいても良いかなと思ってしまう。甘いかな?

 

2009年8月29日

イチジク


 僕の庭にも、大好きなイチジクは、当然植えてある。でも、いまだに満足な果実が収穫出来ていない。幹に鉄砲虫が入って、木を弱らせてしまっているのだ。実が大きくなる前に萎んでしまう。潜んでいるのではと思われるところに、針金を差し込んだりしているが、敵は手強くて、あちこちの幹や枝を食い荒らしている。

 諦めかけていたイチジクであるが、今日、自然学校の帰りに寄ったつくば市北条の「カフェ・ポステン」でコンポートを試食させてもらった。長い時間をかけて、甘いシロップと赤ワインで煮込んだイチジクに生クリームが添えてある。それが、ガラス工芸家の大西さん(マスターの奥さん)が制作した澄みきった透明グラスに入っているのだからたまらない。イチジク独特の風味が赤ワインとシナモンの香りと一体となって、とろりと溶けている。種子の小さくプチプチとした食感も楽しい。まだ熟しきらないガリガリのイチジクを、このようなデザートに変化させる料理人は、本当に魔法使いだ。ぜひ、イチジク嫌いの方も、お試しあれ!イチジクのイメージも一変するだろう。


2009年8月27日

「田舎暮らし」とインターネット

 山小屋では、午後10時までには就眠する事にしているが、昨夜はこのルールを破って午前0時過ぎまで起きてしまった。Skypeのテストをしていたのだ。これが実に面白くて、様々な機能や会話に夢中になってしまったのだ。何しろ、相手の画像を見ながら会話して、チャットの文章を交換して、時にはファイルを送り合うことが同時に出来てしまうのだ。しかも、世界中を相手に何時間やっていても通信料はタダ! 約20年前にインターネットに出会った時やブログの出現を知ったときのような感動である。
 僕の山小屋生活では、本当に必要なものだけ(あれば便利というものは排する)を置き、出来るだけシンプルな生活を旨としているが、ただ一つ、インターネット環境だけは例外である。600坪の敷地どこでも無線LANが使えるようにしてある。トイレは無くともインターネット環境は、僕にとって必需なのである。インターネットを通じて、ニュースを読み、知識を得て、商品を注文して、家族や知人友人と情報交換している。いわば、この山小屋では、電話とともにインターネットが、外部社会と繋がるとても重要な窓なのだ。これが無ければ、僕には、とても「田舎暮らし」は出来ないし、山小屋で生活しようとは思わなかっただろう。


 

2009年8月18日

ブルーベリーが実った


 お盆を自宅で過ごしたので、久しぶりで小屋に戻った。ヒヨドリの巣は、空っぽになっていた。雛たちは、僕が留守している間に、巣立ったのだろう。お別れの挨拶が出来なかったのが残念だったが、どうせ庭のウワミズザクラの実を食べに来るからまた会えるだろう。
 ぼうぼうに伸びた夏草を掻き分けて、ブルーベリーを見に行ったら、大粒の果実がたくさんみのっていた。さっそく、摘んで口に投げ込んだ。みずみずしくて甘い。実に美味い!
 厳密に言うと、このブルーベリーは、僕のものではない。数年前、会社の女性たちから募金を集めて苗を購入したのだ。僕が誠意をもって育て、果実が実ったら、皆で分ける契約にした。ところが、このアイデアは失敗だった。それからというもの、実が付かないときでも僕が一人で食べてしまったという疑念を晴らすために、ずいぶんと苦労しなければならなかったのだ。
 たくさん実って、多少は契約を履行できる状態になったのは、昨年からである。しかし、今年は、ヒヨドリの子供たちはいるし、果たして皆さんに味わっていただけるか、いまのところ解らない。(女性の皆さん!このブログ見てますか?写真をクリックすると大きくなるからそれで我慢して!)

2009年8月1日

祝!ヒナ誕生


 筑波山麓自然学校から帰って、さっそく山小屋のヒヨドリの巣を覗いた。親鳥が留守だったので、もしかしたらと思ったら的中した。まだ、目の開かない赤子のヒナ2匹が、弱々しい首を精一杯伸ばして、大きな口を開けて餌をねだっている。とうとう、雛が孵ったのだ!
つい嬉しくて、お向かいのDさんと道で出会った時に、「私の小屋のネー、ヒヨドリの巣にネエー、雛が孵ったのですよ!」と自慢してしまった。この雛も、あと10日もすれば巣立つだろう。最後まで見守ってやりたい。