2010年8月31日

大失敗

 ふと、「新設したばかりのMacの大画面でBSの美しい画面がみられたらどんなに素晴らしいだろう」なんて思ったのが失敗の始まりだった。先日、量販店をのぞいたら、手頃な価格でチューナーとアンテナが置いてあるではないか。さっそく購入した。そのときはデジタルの受信には、いろいろ周辺環境を考慮する必要があるなんて少しも考えなかった。適当に空に向ければ受信できるだろうぐらいに思っていた。
 ところが、いざ、庇や庭で少しでも電波の届きそうな場所を変えてアンテナを設置してみたものの、どうしても受信レベルが「0」のままで、何一つ映りそうもない。今日も一日、猛暑の中でテストしたが駄目だった。疲れた。もう、半分あきらめ気分である。この土地は周囲が山と森に囲まれているので、VHSはもちろんBS、CS、それに地デジも駄目なようだ。
 そもそも、この山小屋でテレビを見ようなんて考えたのが間違いだったのだ。せっかく、静かな生活を求めて山小屋に来たのに、テレビを見ようなんて思ったのが不純だったのだ。今回の失敗で十分に思い知らされた。深く反省。(それにしても新品のチューナーとアンテナがもったいないな〜)

2010年8月27日

Twitterの実験

 会う人ごとに「暑いですね」と言っているが、今夜、山小屋に戻ったら庭の虫たちが、今までになく一斉に鳴いている。やはり、秋はそろそろとゆっくり近づきつつあるようだ。

 秋の夜長を退屈しないために、今更ながら僕も Twitter を始めた。はじめは、つまらないと思ったが、解り始めたら面白くて便利だ。田舎の山小屋から、世界に向かって「ブツブツ」言ったり、誰かのを聞いたりしているかと思うと、たいへんな時代に生きていることを実感する。
 僕のユーザー名は、@ramunospie 。誰か退屈で死にそうな方は、「フォロー」のほどを!

2010年8月18日

風涼み


 まだまだ暑い日が続いている。こんな日は、小屋の入り口に行って、ぼんやり周囲の山々や田んぼを眺めているのに限る。すでに、僕専用の丸太の椅子も置いてある。ここは背後からは山肌の地面や木々に冷やされた空気が山道に沿って流れ落ちてくるし、前面からは筑波山からの風が尾根伝いに吹いてくる。そう、この椅子のある場所は、風の交差点なのだ。風の無い日でも、ここにくれば、必ずわずかでも風が吹いている。早朝と夕方には、生まれたばかりの新鮮な冷えた空気を感じる。ピーもお気に入りの場所で、二人でおしゃべりしながら涼むのがこの頃の日課となっている。


サルスベリの花


 花の少ない今頃の季節、サルスベリだけが目立っている。この花は、「夏祭り」という名前の園芸種で、濃いピンクのふちを白のフリルで飾った華やかな花弁である。小さな女の子たちが、着飾って夏祭りを楽しんでいるようでとても可愛い。ネーミングが秀逸である。
 隣では、オミナエシが一株、ひっそりと咲いていた。


2010年8月13日

ミズキの若い実


 昨日のブログの坂道に、今度はミズキの実がついた枝が落ちていた。まだ、半面がやっと色づいた程度の若い実である。半径30m内には、ミズキは生えていない。誰が落としたのだろうか?ヒヨドリにしては枝が大きすぎる。するとカラスかもしれない。きっと、カラスが食べようとしてミズキの枝を折ってここまで運んだが、美味しそうに熟しているウワミズザクラを見つけて捨てたのに違いない。それにしても、カラスがこんな樹木の実を食べるかな?やっぱり、ヒヨドリの仕業かな?謎である。


2010年8月12日

台風の風が吹いて



 台風4号の余波で朝から雨粒が混じった強い風が吹いている。庭のテーブルに上に置いてあるイワオモダカの葉に、小さな雨蛙が乗っているのを見つけた。葉のくぼみの形といい、色合いといい、ずいぶんうまいところを探したものだと感心して、写真を撮らせてもらった。(写真をクリックすると大きくなります)
 
 小屋の入り口のコンクリート道の上にウワミズザクラの熟した果実が、たくさん落ちていた。昨夜からの風で、ヒヨドリたちに食べられる前に落ちてしまったのだろう。この実は杏仁子(あんにんご)とよんで、人間も若い実を塩漬けにしたり、熟した果実を果実酒にして食べる。拾って口に入れたが、うすら甘いだけで別にどうという味ではなかった。

2010年8月8日

ブルーベリーとトマトの朝食


朝食にトマトを食べようと思い立って庭の畑に向かったら、途中にあるブルーベリーにたくさんの実が付いているを見つけた。そうだ、今朝の食事は、トマトとブルーベリーとコーヒーだけにしよう。

隣の杉林の中にある小さなお墓で声がする。木の間ごしにのぞいたら、おばあちゃんとお嫁さんらしい若い女性が掃除していた。間もなくお盆がくるのだ。さっそく挨拶して、ここは美して静かなよい所だとか、どことどこが親戚だとか、この暑さで田んぼが水不足になるとかの世間話をした。



2010年8月7日

立秋の夕暮れ


ずっと毎日、強い日差の暑い日が続いたが、この2、3日前から、風や空の色に秋を感じるようになったと思ったら、今日は立秋だそうだ。自然は正直である。夕方、小屋の外があまりに気持ちのよさそうなので、ピーと入口の坂を降りていった。ここは、夕方になると空気が山肌の地面に冷やされて水のように流れ落ちてくる場所である。いつでも涼しい風を感じる。これからすっかり日が暮れるまで、僕専用の椅子に座って夕涼みだ。
夕焼けの明るさを背景にして、筑波山がシルエットとなって浮かんでいる。中腹のホテルと風返し峠の明かりが見える。里の家々の明かりも灯りだした。まだ、遠くから草刈り機のエンジン音がかすかに聞こえる。こんな静かな夕暮れのひとときは、一日のうちで一番好きな時間だ。


2010年8月2日

いたずらピー


 ピーは、プリンターによほど興味を持ったようだ。ゴトゴト音を立てながら、ひとりでに紙が動いて投入口から吸い込まれたと思ったら、ちがうところから吐き出されてくるのが、何か得体の知れない生き物のように見えるのかもしれない。
 明日使う資料を作ろうと、夕方からパソコンに向かい、ようやく出来上がったので、いざ印刷しようとしたら、ピーのやつ、どこからかやってきて邪魔を始めた。プリンターに飛びかかり、吸い込まれていく紙に爪を立てて止めようとしたり、排出口に待ち伏せして出てくる紙に噛み付く。こんな調子だから、資料はクシャクシャ、ビリビリである。まったく仕事にならない。印刷するのをあきらめたら、今度はプリンターの空き箱に入って遊んでいる。ときどき、蓋の隙間からのぞいて僕の様子をうかがっている。こんな悪戯猫に育てた覚えはないのだが。