テーブルの上の森

やっとのこと、ゆっくり、小屋のデッキで朝食をとることができた。ピーは僕の足下で寝そべっている。いつの間にか、テーブルの上に、小さなヒノキ林が育っている。このテーブルは、ログの壁をくり抜いた板に足をつけたものだ。だから、小屋の窓と同じ大きさだ。板と板の間には溝がある。この溝の間に、上から落ちてきたヒノキの種子が入り込んで発芽したのだ。もう３cmほどに生長して、大きいのにはギザギザのヒノキのような葉っぱを付けている。このままそっとしておいたら、どこまで大きく育つだろうか？　やがて、テーブルが朽ちて、本物のヒノキの木になったら素晴らしい！

プロジェクト終了

この２ヶ月間、八郷の小幡で展開していたブロジェクトは、本日をもって終了しました。これから、以前のようなピーと二人だけの静かな山小屋生活に戻ります。
ご支援、ご協力いただいた皆さま、本当に有り難うございました。

ヤマユリが咲き、エゴの実が膨らんだ

あれやこれやと忙しい日々を過ごしているうちに、気が付いたら庭のヤマユリが咲きだして、エゴの実が大きく膨らんだ。この間に、「スペース羊羊」プロジェクトは、順調に立ち上がり、七夕の日には「文月の茶会」を開く事ができた。また、ピーは前足を怪我して元気が無かったが、２、３日ですっかり完治して、今では、また夜遅くまで遊び回っている。何もかも平穏無事で、これより望むものは無い。

いま（23時15分）、外に出たら、しっとりした夜の空気に混じってヤマユリの甘い香りが流れていた。明日も暑くなりそうだ。