2013年9月24日

五右衛門風呂に入る

午前中にちょっとした大工仕事をやって汗をかいたので、風呂に入りたくなった。そこで、先日のブログに書いた五右衛門風呂を小屋の脇に設置したので、初めてお湯を張って入る事にした。具合は上々である。高さも丁度良いし、水を入れても安定している。給湯器のお湯を台所の蛇口からホースで窓越しに引き込むアイデアもなかなかのものだ。どっぷり自己満足に浸って、いい気分で露天風呂を楽しんだ。
 写真の通り、林の下には村道が通っている。誰かが、僕が風呂に入っているのに気付いたら、ピースサインでもして釜の中から挨拶しようと思っていたが、残念ながら一人も通らなかった。(写真は風呂の中から)


2013年9月23日

夕暮れの散歩







秋分の日の夕暮れ時、爽やかな風に誘われて、近くの田んぼのあぜ道をピーと散歩した。蕎麦畑は今が花盛り。隣の田んぼではもう稲刈りも終わって、ずらりと並んだ稲架に夕方の柔らかな光がそそいでいる。あぜ道の先に真っ赤な彼岸花が一株。その先に筑波山。



2013年9月19日

露天風呂で月見

すっかり秋らしくなった。朝晩、水だけのシャワーでは辛くなってきた。そこで、ガス給湯器を設置して、いつでも温水が使えるようにすることにした。今朝から地元の電機屋さんが工事している。これで、10年に及ぶ山小屋の生活環境の整備は、一応、完了だ。
 おまけに、先日、タイミング良く庭先に転がっていた五右衛門風呂を貰ってきた。ホースでお湯を導けば、これからは露天風呂も楽しめる。もう少しすると、庭の紅葉や名月を眺めながら風呂にも入れる。少しヒノキの枝を払えば、風呂から筑波山を眺めるのも夢ではない。僕もピーもすごく楽しみにしている。ピーなどは、待ちきれず今から風呂釜の上に陣取っている。




2013年9月16日

台風一過の空

台風が過ぎ去った。夕暮れの空に雲。子どもの頃から、「雲」が一番好きだった。「雲」を見に遠くまで電車に乗って出かけたこともある。


外は大雨、風鈴は滴丁東

先ほど、台風の雨と風の中、流山から山小屋へ戻った。夕べ一晩中、ピーは一人で留守番だったから、僕が戻ったのが嬉しくて、足に纏い付く。どうせ、外は大雨だしと、ご飯を食べた後は、ずっと窓辺で昼寝ばかり。ときどき、片目を薄く開けて、僕がいるのを確かめている。写真を写そうとして近づいたら「うるさい」と文句を言われた。


 台風の残り風で、軒下の風鈴がしきりに鳴なっている。丁度、今読んでいる本に、こんな如浄禅師の「風鈴の偈」が載っていた。

  渾身似口掛虚空
  不問東西南北風
  一等為陀談般若
  滴丁東了滴丁東




2013年9月11日

ヒョウ柄ナメクジ現れる

【注意】まず、こういうのに弱い人は、写真を拡大しない方がいいかも。

 先ほど、近くの花木センターからクラブアップルの苗木を買って来たら、例のマダラコウラナメクジが鉢についていた。噂では聞いていたが、実物を見るのは初めてだ。乾燥していたから10cm弱だったが、大きなものでは20cmにもなるという。雌雄同体で、白い大きな生殖器を頭から外に出して交尾する。雑食性で野菜や果物に被害を与える上に、姿も醜悪だ。なんだか、オゾマシイ生きものを見てしまったようで、気分が悪い。これは北欧産の外来動物で、今のところ土浦市を中心とした地域で見つかっている。こんなのが、絶対に我が八郷に侵入しては困るので、即、踏みつぶした。花や植木を持ち込む際は注意を!


2013年9月8日

真壁は奥が深い


 近頃、すっかり真壁の街に「ハマって」いる。今日も、早朝は羽鳥の山寺で坐禅をして、夕方からは、清酒「花の井」蔵元で開催された『震災復興 酒蔵ライブ in  桜川』に行って来た。演奏者は、アコースティックギターの第一人者である吉川忠英氏とつくばのMandolin X-Section である。こう言っては失礼だが、どうしてこんな人たちがここで? という思いもした。もちろん、いずれの演奏も素晴らしくて、実に楽しいコンサートだった。吉川氏の人柄や選曲のせいもあると思うが、楽しさの中には、この街のもつ懐かしさや暖かさも感じられた。こうした会場の雰囲気をつくっていたのは、300人も入れるような漆喰壁に囲まれた広い空間と長い時間を経て黒褐色に変色した柱や天井の梁も一役買っていたかもしれない。なにしろ、ステージの脇には、昭和32年11月と書かれた大きな酒のタンクがあり、後ろには、花の井の名前の入った半纏や巨大な酒樽の蓋(?)が飾られていたのだから。
 
また、会場の後ろの一角には、日本酒のカクテルバーがあって、飲みながら演奏を聴けるのも酒蔵でのコンサートならではである。これも「オシャレ」だ。極めつけは、地元高校の農業科の女子高校生たちが、自分たちで育てた野菜やパンを販売していたことだ。休憩時間(幕間の方がピッタリ)に、野菜売りのアナウンスが有るのだからたまらない。僕などは、どっさり買って、座席に置いて演奏を聞いていた。
 歴史・伝統と新しさ・若々しさが、渾然一体となって、確かに真壁ならではの独特の雰囲気を醸し出している。
真壁の魅力は、なかなか奥が深い。