2015年2月14日土曜日

声高に言う奴は信じられない

 
もうすぐ4年目の3・11である。あの福島第一原発の事故は、本当に恐ろしかった。想定外だろうが何だろうが、こんなことは絶対にあってはならない。放射能は目に見えず理解するのが難しいため、僕らを底なしの不安に陥れる。事故から今日まで情報が錯綜し、様々な人が様々なことを言ってきた。中には、こうした不安を煽るかのように素人の野次馬根性で、根拠のない「情報」や「説」を流すものも少なくなかった。また、意図的・無意識的に真実を隠したり曲げるものもいた。これらが、風評や差別を生ずる元凶であることは間違いない。
 こうした混乱の中、僕が事故直後から今までずっと信頼して自分の判断基準としてきたのは、物理学者 早野龍五(@hayano)が発信するツイッターの情報だった。彼は、情報が混乱と錯綜する中でも、淡々と冷静に科学的な様々なデーターを刻々と発表していた。彼が「もうダメだ!」と言ったら、本当に「最後なんだ」くらいに思った。だから、フォローする僕としても真剣だった。確か、福島で農業を営んでいる若い知人に、チェルノブイリでの放射能の農作物への影響に関する論文を紹介できたのも、彼の記事から教えてもらったからだ。カリウムがセシウムの吸収を阻止することも教えてもらった。内部被ばくのことも、子どもの甲状腺ガンのことも・・・。

 昨日、流山へ帰って、近所の本屋へ散歩に行ったら、新潮文庫のコーナーに彼と糸井重里氏との対話を見つけた。パラパラとめくってみたら、糸井氏も僕とまったく同じ思いで、事故直後から早野さんをフォローしていたのを知って、急に親近感が湧いてニンマリしてしまった。本の中で、糸井氏が単刀直入に、「起きてしまった」ことの放射能レベルについて、また今後の影響について聞いている。それに対して早野さんは、科学者らしく明快に答えている。そればかりか、未来に向かっての「こころのありよう」も語っている。本物の科学者とはこういうものかと思った。
 ところで、気になる放射能の影響について、早野氏が何と言っているかは本を買って読んでほしい(笑)。少しは気が楽になるでしょう。

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