2016年8月28日

『山の園舎の中庭マーケット』



 八郷は、奈良時代には常陸国国府で使う屋根瓦などの建築資材や碗、祭器、織物などの生活用品を生産していた。現在でも、陶芸、木工、編み籠、織物、ガラスなどの工芸家やアーティストが多く住んでいる。人口比だったら、日本一の地域かもしれない。

 すでに、10年以上も前から、『こんこんギャラリー』が、この地域の拠点になっていることを紹介したが、さらに新たな動きが加わった。本日、旧ほしのみや幼稚園で開催されている『山の園舎の中庭マーケット』である。
 若い作家たちが、様々なワークショップを行っていた。フランスパンやお茶の店も出ている。加波山麓の緑豊かな場所で、元幼稚園の広いスペースを使って、いかにも八郷らしい「のんびり、ゆったり」した空間が生まれている。耳をすますと、近くに流れる谷川の水音が聞こえてくる。

 今回は、初めての試みだそうで、こぢんまりとしたものであったが、モノ作りの面白さや表現することの楽しさを、誰もが、特に子供たちが体験出来る機会として、これからもずっと続けて欲しい。



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