2018年5月14日

ノイバラの花


 僕の庭で誇れる花があるとすれば、ノイバラである。庭の中央に大きな株があって、毎年この季節になると真っ白な花をたくさん咲かす。バラの株に近づくと、「ブンブン」とミツバチやマルハナバチなどが盛んに花から花へと忙しなく飛び回っている。目をつぶって、この羽音をきながら甘い香りを嗅いでいると、「平和」とは、こんな気分なんだろうなと思えてくる。
 このバラの株は僕が植えたわけでなく、育てているわけでもない。僕がくる前から生えていて、どんどん周囲に広がっている。まあ、雑草のようなものであるが、どうしても刈り取る気になれない。もっとも、刈っても、すぐ根っこから萌芽するだろうから、そんな無駄なことはしない。ウキペディアを見たら、学名の小種名(multiflora)は、「花の多い」という意味で、房咲きの園芸種バラの原種だそうだ。庭の花を見て納得した。


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