2018年7月24日

枕元で昆虫採集


 我が家は、枕元で昆虫採集ができる(笑)。毎日猛暑が続いて、夜になってもいっこうに涼しくならない。そこで小屋の窓を全開にして寝る。すると、斜面の木々を抜けてきた空気は、少しばかり冷んやりするような気がする。しかし、部屋に入ってくるのは空気ばかりではない。カブトムシ、クワガタ、カミキリムシ、カナブン、セミなど、様々な昆虫もやってくる。それらが、やっと眠りに落ちた真夜中ごろになると、決まって暴れ出したり、突然鳴き出したりして大騒ぎする。もう眠るどころでは無いので、起きて彼らを捕えて外に放り出したり、珍しいのが見つかると、昆虫図鑑を引っ張り出して種類を調べたりする。こうして、毎晩、蒸し暑くて寝苦しい上に虫たちに邪魔されて、寝不足が続く。蚊は気温が高くて乾燥しているせいか、意外に少ない。

 網戸を付ければと言うかもしれないが、小屋は北欧製なので、窓はすべて観音開きになっている。そのため網戸が取り付けられないのだ。きっと、蚊などの害虫の少ない北欧では必要としないのだろう。毎夜、ここは「亜熱帯の」日本だということを思い知らされる。

 「もう少しの間、辛抱すれば・・・」と自分に言い聞かせて過ごしているが、一面では「今夜はどんな虫が、遊びにくるだろうか」と密かに楽しみにしている自分がいるのも事実だ。


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