2009年5月4日

笠間の陶炎祭


 今日は、何も予定が無い。そこで、隣の笠間で開かれている「第28回 陶炎祭」に行く事にした。会場は、「笠間芸術の森公園」である。近くに住んでいながら、初めてである。周囲を小高い丘陵に囲まれた広大な公園の広場に、約200人の作家たちがテントを張り、作品を展示している。中央付近のテントでは、少し風変わりな食べ物も出している。小さな子どもづれの家族、若い女性やカップル、中高年のグループ、犬を連れた人たち・・・。大勢の来客者が、そぞろ歩きながらテントからテントを覗いている。穏やかな天気の下、美しい森の緑に囲まれた公園で、だれもが平和で幸福そうである。
 僕の八郷からも、10人以上が出店しているそうだ。その内の3人を訪れた。みな、それぞれ個性的で素晴らしい作品を展示していた。普段は、他愛も無い話をしている彼らが、どんな魔法を使って、こんなに素敵な作品を生み出すのか少し不思議な感じがして、そして嬉しくなった。それに、どういう訳か、みな、普段会うときよりも、ずっと格好良く見えた。
 八郷や笠間は、風景が美しいだけではない。創作する人々の里でもあるのだ。
 

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