2010年4月23日

カキドオシ

この写真は、一昨日の水曜日(21日)に写したものであるが、 ブログにアップするのが今日になってしまった。この間、自宅に戻ったり仕事があったりして、ちょっと忙しかったのだ。水曜日の朝は、暖かくて、久しぶりに野外で朝食をとった。食事をしていると、時々、甘い香りが流れてくる。何だろうかと、あたりを見回して分かった。カキドオシである。庭のいたるところに、カキドオシの青紫色の花が広がって咲いている。もっとよく見ようとして近づいたら、今度は靴で踏んだ茎や葉から、先ほどとは違う独特の香りが立ち上った。そういえば、益子のカフェで、ハーブティを注文したら、このカキドオシの茶が出てきた。なかなか美味しかった。今度、僕も作ってみようと思う。


  先日、流山の自宅に帰ったとき、駅に向かう小道で、小学生の女の子とすれ違った。彼女が、僕の顔をじっと見て、「もしかして、チケットをくれた人?」と言うのだ。そこで、僕も思い出した。ずっと以前、いつも通勤の途中で、明らかに一年生とわかるランドセルが歩いているような2人の子供とすれちがった。いつだったか、彼らが通学途中で昆虫を捕まえて楽しそうに遊んでいたので、丁度そのとき持っていた自然博物館のチケットを配ったことがある。今回、話しかけて来たのは、そのときの女の子だったである。「博物館は楽しかったです。ずうっと会わなかったけどどうしたんですか?私は6年生になりました。」という。あぁ~!あれから6年間が過ぎたのだ。あの時の小さな女の子が、こんな大きな子供になったのだ。僕は、この間に、会社を辞めたので駅から電車に乗ることはめったに無くなったこと、アゴひげを伸ばしたこと、それから筑波山の麓で暮らすことが多くなったので、流山にはあまり戻らないことなど、この6年間の僕の生活の変化を丁寧に説明した。

0 件のコメント: