2010年5月13日

澄んだ空気

昨日の雨で空気が洗われたからだろうか、この時期には珍しく空が澄んでいる。自然インストラクターの仕事で、小学生たちと筑波山に登った。朝のうちだけど、東京のビル群の遠くに富士山まで見えた。ビルの間に、建設中のスカイツリーが、地平線に棒のように立っている。反対側を向くと、奥日光から尾瀬にかけての山が、まだ雪を被っているのが望めた。ロープウエイの職員は、「この青葉の季節に、こんなに眺望が良いのは20年勤めているが初めてだ」と言っていた。僕らは、よほどラッキーな体験をしたわけだ。
帰り、いつものカフェに寄ってコーヒーを飲んでから山小屋に戻った。まだまだ、太陽は高い。澄んだ空気を突き抜けてきた光が、新緑の山肌を照らして、柔らかな緑を輝かせている。小屋の下の谷では、先日、田植えが終わったばかりの田んぼに、筑波山が写っていた。 (写真をクリックすると大きくなります)

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