2010年11月28日

困った!デザインが元に戻らない

友人らが、山小屋にやってきたので、いかにブログが簡単かを、あれこれ調子に乗って実演していたら、今までのデザインが壊れてしまった。何としても元に戻らない。試行錯誤して、やっと以前の雰囲気に近づいてきたが、まだ、何処となく変である。これも「慣れれば」と自分に言い聞かせて、この辺であきらめることにする。

2010年11月24日

黄葉のウリカエデ


 山小屋の黄葉も、益子に負けていない。ウリカエデに陽が当たって、金箔のように輝いている。是非、上の写真をクリックして大きい画像で見て欲しい。僕の感動の1パーセントぐらいは伝わるかもしれない。

 11月5日に、果実を紹介したコマユミも、すっかり紅葉した。後ろの黄葉は、ハクウンボク。

2010年11月23日

僕は猫を二匹飼っていたらしい

 
 益子から山小屋に戻ったのが夕方の5時過ぎ。もう、すっかり暗くなっていた。いつものように、ピーが僕の車の音を聞きつけて出迎えてくれた。甘えるピーを抱いて、小屋に入ろうと電灯を点けたとたん、部屋の長椅子から、白と黒の猫が飛び降りて反対側のドアから逃げていった。隣の雌猫だ! このところ、小屋の周辺では良く見かけるが、まさか、山小屋の中まで入り込んで、僕らの長椅子で堂々と寝ているなんて思いもしなかった。そう言えば、近頃、ピーの餌皿がすぐ空になって、日に何度もキャットフードを足している。その時は、ピーのやつが冬に向かって食欲がおう盛になったのだろうぐらいにしか思わなかったが、これで、すべてが解った。ピーの残したキャットフードを、あの白黒のニャンコが食べていたのだ。それにしても、ピーやつ、お気に入りのベッドを勝手に使われ、食べ物までを奪われて黙っていたのだろうか?精悍な顔つきをしていても、まだ1歳の子供だから文句が言えなかったのだろうか。それとも、お隣の可愛い雌猫だから大目に見ていたのだろうか。


益子へコーヒーを飲みに



 今日一日は実に長かった。しかも、変化に富んでいて充実していた。まずは、つくば市の六所で、地元の住民から炭焼きで生活していた頃の話(後日、詳しく書くつもり)を聞いた後、まっすぐ、栃木県の益子に向かった。久しぶりにSTERNETのコーヒーが飲みたくなったのだ。相変わらず、このカフェはカッコいい。コンセプト、デザイン、そして周囲の環境などを総合したら、関東でも(たぶん日本でも)トップクラスだろう。オーナーのBさんやスタッフたちと、初めてこの店を訪れた頃のことを楽しく話した。こんど東京に店を出すという。
   http://www.starnet-bkds.com/

 帰路は、見事に紅葉したコナラ林の中を走って岩瀬から真壁を経て小屋に戻った。途中の真壁では寄り道して桜井館で風呂に入った。この鉱泉も古い。きっと明治時代からあったのだろう。あるいは、もっと前からか。子供の頃、親父からもらった陸軍測量部作成の5万分の一地図にも、ちゃんと表記されていた。その地図を頼りに僕が初めて訪れたのは30年ほど前だが、今日訪れても、その頃と変わらない雰囲気が漂っている。こんな宿が、つくば市から車で3、40分の所にあるなんて驚きだ。写真は、途中の益子南部から雨巻山方面を写したもの。(クリックすると大きくなります)



2010年11月22日

カップにドロバチの巣が


 志賀さんとお会いしたので、もしかするとこれも「しが」さんの作品かなと思って、しばらくの間使っていなかったコーヒーカップを取り出した。すると、驚いた! カップの底にドロバチの立派な巣があるではないか。蜂は、いつの間にか僕の知らないうちに、せっせと台所の棚の奥に置いたカップの中まで土を運んで巣を建設していたのだ。見ると、出て行った穴がある。彼女は、この中に卵を産み、青虫などを運んで幼虫を育てあげ、親子共々去ったのだろうか。それにしても、ずいぶん変なところに巣を作ったものだ。でも、今年の夏の間、同じ部屋で一緒に生活していたかと思うとちょっぴり微笑ましい。(写真をクリックすると大きくなります。ただし虫が苦手な人はご遠慮ください)

「しが」さんの皿


 毎年、この季節に八郷の大増地区で開催される「やさとクラフトフェアー」に行った。八郷在住の作家を中心に全国から工芸家が集まっての「お祭り」だ。紅葉した山々に囲まれた田んぼの中に、それぞれが小さなテントを張り、造りためた陶器や工芸品、アクセサリーなどを展示販売する。隣の神社脇では、ジャズバンドが演奏される。いかにも手作りの人たちの祭りらしさと周囲ののどかな山里風景が調和していて心地よい。
 今年の収穫は、「しが みさこ」さんと会場でお会いできた事だ。彼女の作品は、モダンで暖かみのある独特な世界があって、以前から知っていたが、本人に会うのは初めてである。聞いてみると、何と!僕の山小屋の近くに工房があると言う。話は盛り上がって、こんど工房へ遊びに行く事になった。ちょうどいい。来週、昔の職場の女性たちが山小屋へ来るので、さっそく皆で押し掛けてみよう。きっと楽しい時間が過ごせるだろう。
 クラフトフェアーで買ってきた「しが」さんの皿に、リンゴを置いてみた。ウ〜ン、なかなか、いい感じ!





2010年11月19日

散歩


 あまりに気持ちが良い天気なので小屋の周りを散歩した。筑波山では、とうに、つつじヶ丘の草原やその上のブナ林が薄茶色に染まっている。次は山麓の番だ。正面のクリ林も月折山の雑木林も色着き始めた。屋敷林の黄葉は、ケヤキの大木だろう。脇に広がる銀杏畑のイチョウも、まっ黄色になって散り始めた。そろそろ、薪ストーブの準備を始めなくては・・・。(写真をクリックすると大きくなります)

2010年11月16日

ナツツバキに光があたって


 朝起きたら、東側の窓が明るく輝いている。日の光が黄色く色づいたナツツバキの葉を透かして部屋に飛び込んでいる。あまりに奇麗なので、着替えもせずにピーを膝に乗せたまま、椅子に座って見入ってしまった。まだ、昨夜の雨が乾ききっていない。シジュウカラの群れが枝から枝へと飛び移ると、しずくがパラパラ落ちる。膝上のピーの温もりが気持ちよい。今日は、すばらしい天気になりそうだ。さ〜て、何をして一日を過ごそうかな?(贅沢でしょう!でも、こんな日は稀なんですよ)

2010年11月15日

カマツカ


 庭の赤い実をもう一つ紹介しよう。カマツカだ。材が固くて丈夫なので鎌の柄に使ったから、この名前がついたそうだ。別名のウシゴロシは、牛に鼻輪を付ける時に、この木で穴を開けたことに由来する。物騒な名前である。
 しかし、僕は、小学生の頃、学校帰りに途中の雑木林でこの果実を食べた甘酸っぱい懐かしい思い出がある。当時は、小さなリンゴのような味がして、美味しかったような記憶がかすかにある。でも、いま食べてみると、確かに同じバラ科だからリンゴに似ているような味もするけど、それほどうまいものではない。自然を相手にしていると、大人になって損をしたと思う事がたびたびある。(写真をクリックすると大きくなります)



2010年11月12日

西側から見た小屋


 原野だった土地に、一本ずつコナラ、クヌギ、カツラなどの苗木を植えて7年が過ぎた。今では、それらの木々が小屋を囲むように大きく生長した。この1、2年、当初イメージした庭に近くなってきたのが、たまらなく嬉しい。あと10年もして、本物の雑木林のようになったら、もっと嬉しい。今日は、ある設備が導入されたのを記念して、西側から写した山小屋の写真を掲載します。中央の煙突のついたレンガ造りの箱は、昔作ったピザ&パン竃です。(焼却炉ではありません。念のため)


2010年11月9日

ノウサギの子供


 今朝は、深い朝霧が小屋や庭を覆ている。ピーと散歩していたら、あいつが突然走り出した。しばらくして、何か大きなものをくわえて戻ってきた。ノウサギだ。自分の体の半分もある大きさだ。まだ、生きているかもしれないと思って、すぐに取り上げたが、駄目だった。喉のところに小さな傷があり、赤い血が滲んでいる。一撃だったのだろう。ノウサギは子供で、つぶらな黒い目が可愛い。そっと持ち上げると、ふわふわの毛皮を通して、まだ残っている体温が暖かい。ピーを責めてもしかたがない。「ごめんな」と謝りながら、土に埋めた。

2010年11月8日

木々が色着き始めた


 今朝の庭はとても美しい。誰かに見てもらいたいと思っても客の予定は無い。僕とピーだけが楽しむだけではもったいない。
 黄葉を始めたカツラ、カラコギカエデとアブラチャン。それにナツツバキ、ブナ、ヒメシャラ。赤色のヤマボウシ、ジューンベリー、サルスベリ、マルバノキ・・・。これらの木々を雲間から射し込んだ日の光が照らしている。あたりには、カツラの甘い香りが漂っている。聞こえるのは、ヒヨドリの鋭い叫び声と遠くで鳴くカラスだけ。

2010年11月5日

コマユミの秋


 今、庭では、あちこちの赤い実でにぎやかだ。ウメモドキ、カマツカ、それにコマユミなど。探せばもっとあるかもしれない。まずは、コマユミを紹介する。これはニシキギに良く似ているが、枝に板状の翼がない。花は、小さな緑色で、よく見れば可愛いのだけど、えらく地味である。木も低木で、葉っぱもどうということの無い平凡な形をしている。ところが、この木は、今頃の時期から、自分を強くアピールする。まずは、種子からで、熟すと裂開して、橙色の仮種皮が割れ、その中から鮮やかな橙赤色の種子が現れる。まだ緑色を残した葉をつけた小枝に、たくさんの赤い種子がぶら下がると、やっと、この木の美しさに気が付く。もう少し秋が深まると、今度は紅葉して、木全体が真っ赤に染まる。コマユミは、晩年になって、自分の身をあでやかに飾り立てる。
 

2010年11月3日

森の紅葉



 筑波山で自然インストラクター養成講座があった。T先生から筑波山の土壌に関するとても興味深い内容の講義を受けた。また一つ、筑波山の自然についての知識を深めることができた。
 試薬を使っての実験の最中、ふと空を見上げると、シラキの黄葉が目に飛び込んできた。広く薄い葉を透かした太陽の光が実に美しい。となりでは、紅葉の始まったばかりのブナやイヌブナの葉が、秋の日差しを浴びて輝いていた。これからの森は、一年で最も華やかな季節を迎える。

2010年11月1日

オリーブが初めて実った


 流山の自宅に帰ったら、玄関先に置いてあるオリーブの鉢に、青い果実が一個だけ実っているのを見つけた。これは、2年半前に、僕が退社したときに、女子職員から贈られた木である。あの時は、2つの植木鉢を抱きかかえて持ち帰れたほどの幼木だったが、今では僕の背丈を越える大きさまで育った。今年の夏は猛暑で、山小屋から帰ったら鉢がカラカラに乾いて葉がしおれていたこともあったが、その後すっかり持ち直し、こうして初めて実を結んでくれた。ものすごく嬉しい。今では、自分がサラリーマンだったことが、はるか何十年も昔の事にように思える。この木は、その証拠のようなものだ。