2011年5月30日

エゴノキの落花

 夕べから止めておいた車の屋根に、エゴノキの花が積もっている。山道を歩いていると、真っ白な花が地面に敷き詰めたように落ちていて、ああ、ここにもエゴノキがあったのかと気づくことが多い。もう少したつと、無数の花柄のひとつひとつに小さな緑の果実がぶら下がる。昔は、この実をつぶして石鹸の代わりに使ったり、灰を混ぜて池に流して魚を捕ったという。この花が散ると、そろそろ梅雨が近いなと思うのだが、既に今年は平年よりも12日も早く関東は梅雨入りしたそうだ。日照不足が心配である。

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