2011年10月16日

糞土師:伊沢さんの講演


キノコやコケの著名な写真家であると共に糞土師でもある伊沢正名さんの講演が、八郷の「こんこんギャラリー」であった。今日は「命をつなぐキノコとウンコ」シリーズの最終回である。すでに2回ほど参加したが、聞き逃す訳にはいかない。さっそく、「こんこん」に行ったら、若いお母さんと子どもたちでいっぱいである。話の内容は、雲古から食物連鎖や生死観、輪廻転生まで出て来て、結構、高度で刺激の強いものであるから、内心、ハラハラして聞いていたが、皆、熱心に聞いている。伊沢さんによると、どこでも講演には、女性の方が多く参加するという。やはり、命を繫ぐものとして、女性と子どもには潜在的に関心があるのかもしれない。

伊沢さんが撮影した見事な写真のかわりに、彼の主張を「ノグソフィア11号」から引用します。
「・人は生きるために食べる。食は、他の生き物の命を奪うこと。しかしそれは人間の宿命であり、生きる権利でもある。
・食べたら出す。そのウンコには、多くの命を奪ってきた責任が詰まっている。
・人糞には、消化吸収できなかった栄養がたっぷり残り、他の生き物にとっては極上のご馳走になる。ウンコを自然に返す野糞は、奪った命を多くの生き物に返す、人間として最も崇高な行為である。

『食は権利、ウンコは責任、野糞は命の返し方』」

糞土研究会のサイト
http://nogusophia.com/

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