2013年6月10日

コケの世界


 
 昨日は、筑波山でコケのお勉強。茨城県自然博物館が主催する自然観察会「筑波山のコケを観察しよう」の手伝に行ったのだが、実際は鵜沢先生から、コケについていろいろ教えてもらった。これまで、僕は主に樹木を観察することが多く、上ばかり見ていたが、今回は足下、それも這いつくばっての観察だ。ルーペを使って自分がダンゴムシやクマムシになったつもりで、コケの世界を覗いてみると、その多様さや美しさには息を飲む。ずっと見ていても飽きることがない。足下に、こんな美しい世界が広がっているのを見過ごしてきたのかと思うと、これまでの人生でほんの少し損をしたような気がする。写真は、銅成分を好むホンモンジゴケ。思わず触れてみたくなった。


 コケの世界に興味のある方は、博物館で16日(日)まで開催している企画展「苔ワールド展」に急いで行った方がいい。今なら、間に合う。


0 件のコメント: