2013年12月31日

ビワの花

穏やかな大晦日。いつものように庭を散歩していて、葉陰に隠れるようにして、ビワが花をつけているのを見つけた。ビワの花は11月頃から咲き始めるのだから、ずうっと前から咲いていたのだろうが、果実に比べてあまりに地味なので気にも留めなかった。花は、バラ科らしく白い5弁の花弁で、どことなくイチゴに似ている。「葯には毛が密に生えている」そうだから、採取して観察しようとしたが、初夏にあの美味しい実が一つ無くなるかと思ったら、もったいなくて出来なかった。2月頃まで咲き続けるビワの花は、昆虫たちにとっても、冬の大切なレストランである。


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