2015年1月13日

その後のバードテーブル


 どうやら僕の作ったバードテーブルは、小鳥たちに気に入ってもらえたようだ。寒くて起きるのが面倒だから、布団をかぶったまま耳をすませていると庭の方から小鳥たちの鳴き声や羽音が聞こえる。あの鼻にかかった鳴き声はヤマガラだ。これはエナガだ。誰かが銀の鈴をこすり合わせたようだと言っていた。時折、ギーというのも聞こえる。どうやらコゲラもいるらしい。混群だろうか? 東の方向からメジロ夫婦の早口なオシャベリも聞こえる。すると、突然、小鳥たちを追い払うような鋭い鳴き声がした。とうとうヒヨドリが割り込んできたらしい。朝の平和が一瞬で壊れた。
 気のせいだろうか?バードテーブルを設置してからというもの、庭に来る小鳥の数が増えたように思える。今朝も窓のすぐ脇のシャリンバイの枝から枝へとクリクリ目玉のルリビタキのメスが飛び回っている。ジョウビタキの雄など、すぐ近くまでやって来て、鮮やかな緋色のお腹を見せびらかしている。そのほか、カシラダカにホオジロ、ツグミにシロハラ、ウグイスにシジュウカラ・・・。
 彼らから、僕が安全な動物であると認めてもらえたのかと思うとたまらなく嬉しい。