笠間の森林技術センターへ資料をもらいに行ったついでに、飯田ダムまで足を伸ばした。ダム湖を眺めながら、バーナーで湯を沸かしてレギュラーコーヒーを飲みながら、遅い朝食をとろうという計画である。さて、見晴らしの良い山際に車を止めようとしたら、先客があった。地元のキノコ狩りのおばちゃん2人である。もう、季節が過ぎたのでのでダメだと思うけど一応これから山に入ってみる、という。
それから3、40分して、食事が終わって戻ったら、偶然にもおばちゃんたちが山から下りてきたのと出会った。なんだか、嬉しそうである。近寄ってカゴを覗かせてもらったら、驚いたことに大きなシシタケ(コウタケ)を始め、イッポンシメジに、チチタケ、ムラサキシメジなど、二人ともかなりの収穫である。ここでコウタケを見つけたのは初めてだそうだ。よほど、嬉しかったのか、別におねだりしたわけでもないのに、僕にチチタケを全部持って帰れという。もちろん、遠慮なくいただいてきた。
注)シシタケは、香りが強いのでコウタケ(香茸)ともいいます。昔から「香り松茸、味しめじ」といいますが、実はシシタケの方が香りが良くて強いのです。最高級のキノコですから、値段も、この写真ぐらいのものでは4000円位/本します。おばちゃんの嬉しい気持ちもよく解ります(笑)。この時は、二本探して、仲良く二人で分けたようです。