2017年11月30日

朝の窓景色




 今、山小屋は、一年で最も色鮮やかな季節を迎えている。朝起きて、カーテンを開けると、真っ赤や黄色に緑の色が、一斉に目に飛び込んでくる。昨夜降った雨の雫が、斜めの光に照らされて、キラキラ輝いている。
 しかし、こんな奇跡のような朝は、一週間も続かない。もっと長い間、このままでいて欲しいという気もするが、短いがゆえに、よけいに心にしみるのかもしれない。







2017年11月25日

トンデモないものが写っていた(笑)



 
 トレイルカメラというものをご存知だろうか?主に野生動物などの生態を記録する目的で、動くものをセンサーで感知したら赤外線フラッシュを発光させて、相手に気づかれずに撮影できる自動カメラである。その使い方に習熟するために、テストとして、まずは山小屋の中に仕掛けた。僕とピーの生態を撮影しようというのだ。

 セットしてから3日経った先ほど開けてみたら、400枚以上のシャッターが切れていた。期待と不安いっぱいで、画像を確認したら、それが実に面白い。思いがけないシーンから、とてもここでは公開できないようなオゾマシイものまで写っていた。

 次のステップは、明日から小屋を留守にするので、この間のピーの行動を撮影しようと思っている。最近、置いておいた餌が直ぐに空になる。もしかすると、毎晩のように僕のいない間に、近所の猫たちを呼んで乱痴気パーティーを開いているのかもしれない。その証拠を掴むつもりだ。成功したら、またここにアップします。





2017年11月13日

八郷の古代ロードを歩いて


手前は収穫前のそば畑。一面に白い花が咲いている風景を想像してほしい。
今月25日に開催される「八郷古代散策ジオハイキング」の下見に、市の文化振興課の職員と柿岡から佐久、長堀地区を歩いて来た。この一帯には、丸山古墳をはじめ古墳時代初期の古墳が約四十基も集中して分布している。このようなところは、他に県北に一箇所あるだけで、八郷は茨城県でもかなり早くから文化が根付いたところの一つである。
いずれの古墳も、眼下に恋瀬川やその支流、谷津をのぞむ台地の上にある。稲作に適した平地、豊かな水のめぐみ、北西の冷たい風を遮る山々の連なり、木材や肥料、燃料を提供する森林、いたる所で採取できる粘土や岩石、砂鉄。さらに、眼を上れば、正面には神々しい筑波山の姿・・・。きっと、霞ヶ浦から恋瀬川を溯ってきた古代人は、このような物質的にも精神的にも恵まれた土地と出会って、心から感動したのに違いない。今回のハイキングでは、参加者にこの古代人の感動が少しでも伝わればと思っている。

 小春日和の空の下、下見のコースを歩いて、改めて我が八郷の素晴らしさを味わった。