2014年7月30日

深夜の来客


 山小屋にはいろいろな客が訪れる。特に深夜になると天使から鬼のようなのまでがやってくる。小屋の灯りに誘われた虫たちである。今夜の主賓はカミキリムシで、捕まえてその顔つきや格好をしげしげと眺めてみると実にカッコいい。図鑑で調べたら、大きい方はシロスジカミキリで、こいつが庭のコナラやクヌギに穴を開ける犯人である。大きいはずだ。シロスジカミキリは、日本に分布するフトカミキリ亜科の最大種だと書いてある。首の後ろをこすり合わせて「ギィギィ」と騒ぐ。小さい方は、どうやら「矢筈天牛」のようで、何と読むかはクイズだ(笑)。彼らは、僕が大切している木々の敵なので、即刻処刑してやろうかと思ったが、あまりに立派な姿なので迷っている。明日まで執行猶予とする。


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