2015年12月26日

ライ麦が芽を出した

 今年の夏、庭の一角に畑らしいエリアを作って、ナスとミニトマトとカボチャ、それにHさんから苗を頂いた超ミニトマトを植えた。ズボラな僕のことだから、雑草は抜かない、肥料はやらない。それでも、立派に育ってたくさんの実をつけてくれた。真夏の頃、冷やしたトマトの実を口に含んだ時の快感がいまだに忘れられない。それですっかり気を良くして、来年こそ、もっとチャンと野菜を作ろうと考えて『これならできる自然菜園』なる本を買ってきた。
 どうやら、この「自然農法」は、全く僕向きのようだ。無除草、無耕起、無化学肥料!枯れて腐った雑草などの細根っこが空気や水の通り道になって、水はけが良くて同時に水持ちの良いフカフカの土になる。雑草の地上部が腐って自然の肥料になる。土壌動物や菌類の力を借りて野菜を作る。何て素晴らしい農法だろうか! 少々うますぎる話のような気もするが、怠惰なもう一人の自分が、「そんなことはない。仮に失敗してもそれで生計を得ているわけではないのだから、試してみたら?」とそそのかした。という訳で、今月の初め、まず深く根を張るライ麦を蒔いた。種まきの時期が遅かったから、発芽しないのではと心配したが、今のところ順調に育っている。さて、この畝間に何を植えようかと、今からあれこれ考えている。これが、また楽しい。(今のうちは)


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