2016年8月15日月曜日

真家の「御霊おどり」から帰って







 先ほど、ずうっと前から、ぜひとも見たいと思っていた真家(やさと)の「御霊おどり」の見学から帰ってきた。これは平安時代の末期から、この地区に伝わっている念仏踊りで、古い盆踊りの形を残しているとも言われている。
 毎年、旧盆の十五日に、あの世に旅立った御霊と現世の人の心が踊りを通じて通い合うというものである。写真の編笠から垂れたヒラヒラは「オゴマ」と言って、仏(死者)をあらわす。それに混じって、現世の老若男女が踊るのである。昔は、夜を徹して踊ったというから、夜が更けるとともに、あの世ともこの世ともつかない幽幻な世界が現出したことだろう。もちろん、無形民俗文化財(県)に指定されている。

 今年の踊り手は、4、5十名はいただろうか。大人に混じって小さな子供達が一生懸命に踊っている。その姿が実に可愛い。このあと、新盆の家三件と地区にある寺三箇所を巡るそうだ。暑くならなければいいが・・・。

 山麓にある明圜寺の深い緑の木々や、苔むした石畳を背景に、色鮮やかな衣装がよく映えていた。このような美しい民俗が800年以上も連綿と続いてきた八郷は、本当に素晴らしい。そして、子供達がしっかりと引き継いでいることも。



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