2009年5月11日

オオスズメバチ


 平安な僕の庭に、「日本で最も危険な野生生物」が現れた。オオスズメバチである。それも、数匹が小屋の入り口近くにあるアキニレの木の周りをぶんぶん飛んでいるのだ。この木の樹液が目当てらしい。近くを歩くたびに怖くてたまらない。何しろ、あの猛毒のハブや、マムシ、それに猛獣のクマなどより、このオオスズメバチに刺されて死亡する人の方が多いのだから。写真を写そうとして近づくが、どうしてもおよび腰の変な格好になってしまう。(したがって写真がブレていても、ご理解の程を。)
 このアキニレには、夏になるとカブトムシやクワガタ、コガネムシなどの昆虫が集まって、毎夜、盛大な酒盛りと場所取りの争いが繰り広げられる。この木は、樹液を多く分泌するのか、それとも特別に美味しいのか、あるいは、来客の皆さんは近くにいくらでもあるクヌギやコナラの味に飽きたので、関東地方ではやや珍しいアキニレのレストランに集まるのだろうか。
 もう、その季節がやってきたのだ。

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