2009年5月15日

ホタルガの幼虫とウグイスカグラの実


 ホタルガの幼虫を「電車虫」と呼ぶのを、最近、知った。確かに、名前の由来となった黄色の蛍光色の車窓に赤い車輪は、おもちゃかアニメの電車のように見える。この虫は、毎年春になると、小屋につづく坂道の脇のサワフタギに発生して、新緑の葉をガツガツと食べる。大勢だと丸坊主にされて困るが、少しなら綺麗なので大目に見てやっている。(これって彼らの戦略なのかな?)
 成虫も、黒の羽に一本の太い白い線と赤い頭のアクセントが印象的な美しい蛾だ。自分でもその美しさを知っているとみえて、昼間の明るい時に飛ぶことが多い。

 そのサワフタギの隣には、ウグイスカグラの灌木が生えている。ふと目をやると、葉陰に、赤い実が一つ付いていた。この木は、春もごく浅い頃、ピンクの可憐な小さな花を咲かせる。そして、もう果実を付けているのだ。これも透明なルビーのようで実に可愛くて美しい。(写真をクリックすると大きくなります)



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