2009年6月16日

アブラチャンの実

 庭の樹木が僅かでも大きくなるのを望んでいる僕は、今頃の庭を見て歩くのが楽しみだ。どの木も春の芽吹き以来、グングン枝を伸ばして一回り大きくなっている。更に、コナラなどは、ラマスシュート(二度伸び)の新梢を出してこれからも生長する様子だ。
 庭を歩いていて、アブラチャンに果実がたくさん付いているのを見つけた。緑色の真ん丸の可愛い実が、枝にびっしり付いている。残念ながら、この果実は食べられない。名前の通り、昔はこれから灯火用の油を採取したという。早春の頃、まだ葉が出る前に小さな黄色の花を咲かせる。蕾も可愛い。ごく小さな人形が両手のコブシを空に突き上げて万歳している形だ。庭に数本を植えたが、小屋に近い株には実がついていない。この木は、雌雄異株で小屋の近くのは雄の木ばかりなのだ。数年前に植えた時は、まだ木が幼くて雌雄が判らなかったのだから仕方が無い。

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