2010年3月12日

土手のシュンランが咲く


 庭の西側は、ヒノキやスギの暗い森だ。それとの境が低い土手のようになっていて、午前中も早い時間だけ日の光が差し込む。この土手の上には、僕がこの土地に来る前から、ウグイスカグラやヤブコウジに混じってシュンランの株がいくつかあって、毎年、今頃になると花を咲かす。今年はどうかと覘いたら、やはり、薄緑のベールを被ってうつむいている花を8個ほど見つけた。嬉しいことに、昨年まで咲いたことが無かった隣の株が、初々しい蕾をつけていた。これらにスポットライトのように朝日が当たったとたん、本格的な春の到来を実感した。

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