2011年8月10日

秘密のカフェ


今日は朝から凄く暑かった。「避暑」を兼ねて益子から笠間方面にレストランを探しながらドライブした。あらかじめ調べておいた益子の2店舗は、味も雰囲気もたいしたことなく期待外れだった(不合格)。諦めて、八郷にもどる途中、笠間のはずれで、小さなカフェ&ギャラリーを見つけた。それも、小高い原野にひっそりと建っていて、吾国山から伸びる山々が背景となっている。山肌の深い緑が美しい。重いドアを開けて入ると、コンクリートの壁に囲まれたやや暗い空間で、空気が少しひんやりとしている。そこを曲がって、客席のある空間に踏み入ると、そこはスリット状のガラス窓から射し込む真夏の午後の光であふれていた。テーブルの真っ白なクロスに庭の木々や草花の緑が反射している。客は、年配のご夫婦が二人だけ。音楽の無い静かさが心地よい。窓越しに眺めると、大きなハナミズキの木の下にクリスマスローズやアスチルベ、朝顔などの草花が茂っている。デッキの上にはミツバチの巣箱が3、4つ並んで、その周りをミツバチが飛び交っている。すでに昼食は済んでいたので、コーヒーしか注文出来なかったが、今朝採取したばかりの蜂蜜を塗ったパンを特別にご馳走になった。濃厚な香りと味がして美味しかった。何の花の香りだろうか?今頃の蜂蜜は香りが強いのだそうだ。帰り際に、素晴らしいボヘミアングラスのコレクション見せていただいた。確かに、ここには僕の大好きな静かな時間がゆったりと流れている。
このカフェが、何処にあるかって? それは教えられない(笑)。

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