2011年10月27日

コマユミ

ツリバナの隣のコマユミが、真っ赤な実をたくさんつけた。コマユミとツリバナは、親戚同士なので、一番目立つ季節が秋なのもよく似ている。でも、ツリバナの果実は、熟すると5裂して橙赤色の種子をぶら下げるのに対して、コマユミは、1、2個しか種子をつけないから、ずっと控え目である。その代わり、たくさんの果実をつけるから、全体では華やかな印象を受ける。枝に板状の翼があれば、ニシキギという大層な名前で呼ばれて庭園などに植えられるのだが、翼(欲!)が無いために、野山の林縁でひっそりと生きている。

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