2012年9月12日

キチョウの出迎え


このごろ、山小屋で僕を出迎えてくれるのは、ピーとキチョウたちである。いつも入口までの植え込み付近で数頭が舞っている。どこかに彼らの好む植物があるに違いない。ハギだ! ハギはキチョウの食草である。ハギの紅い花と黄緑色の葉の間を、鮮やかな黄色の蝶が何匹もひらひら飛んでいる。彼らが集まっている枝先をよく見ると、小さなサナギが括り付いている。それが、黄色みを帯びた緑色で、ハギの新葉とそっくりな色と形をしている。一つ見つけると、あちこちの枝先にもたくさん付いているのが判った。いま、飛んでいるのは、羽の縁の黒い部分が太い夏型だが、これらのサナギから出てくるのは秋型だろうか。当分の間、キチョウたちの出迎えが期待できそうだ。


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