2012年9月22日

『ガラジ ピクニック バザール』へ


 以前から行こうとしても、何かと都合がつかず実現しなかった『GARAGE PICNIC BAZAAR VOL.7』へ、とうとう行ってきた。場所は、笠間市南部の上加賀田。難台山の北側山麓で、周囲は栗林と谷津田と雑木林が広がり、屋敷林を背にした民家が見え隠れする。雨上がりの山並みが高台の会場を囲んでいる。清々しくて美しい場所だ。この会場は、9年前に、仲間たちで元豚小屋を改造してギャラリーにしたという。だから、作家ごとに仕切られている空間をブースと呼んでいる(笑)。オープンするのは年一回、今日(22日)と明日(23日)の2日間だけ。陶器、ガラス、木工雑貨、造形左官などの作品を展示販売している。カフェや楽器の演奏もある。若い人や新しい感覚の作家が中心になっているせいか、全体が明るく新鮮な空気に満ちている。訪れる人も、若いカップルや女性が多いので、会場は華やかで楽しげな雰囲気に溢れている。あちこちで、来客者と作家とが親しく会話しているのが聞こえる。このように、のんびりとした里山の風景の中で、作品の作り手と訪れた人が、じっくり会話を楽しめるギャラリーって、そうあるものではない。まさに名前の通り、ここは「ピクニック バザール」である。僕も雰囲気に酔って、可愛いブルーの椀を一つ買った。


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