昨日から、筑波山のブナの結実調査を開始した。この調査は、ブナ約200本について結実状況の調査と、そのうちのサンプル木の種子300粒を採取して健全度を調査するものだ。もちろん、特別許可を得ての実施だ。今年の筑波山のブナは、当たり年かもしれない。例年だと実が付くの木はほんの僅かだが、今年は区域が限られているものの実を付けている木が目立つ。しかし、大量に付いている木は少なく、やっと確認出来るという程度が多い。それでも、枝先に実が付いているのを見つけたときは嬉しい。ましてや、その根元に幼木の芽生えを見つけた時などはなおさらだ。筑波山では、後継のブナの若木が少なく、写真のようなような幼木はとても貴重なのだ。やっと実った何千粒の中から、幸運な一粒が発芽したのだろう。是非とも、順調に育って欲しい。これからずっと見守っていきたい。
個体番号を確認するために、岩に登ったらバランスを崩して落ちてしまった。背中を強く打って、一瞬、息が止まったが、幸いヘルメットをかぶっていて、ザックを背負っていたので無事だった。まだまだ、この調査は続くので、気を引き締めてのぞまなくては。
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