またまた嬉しい発見があった。北側斜面に植えたオオシマザクラと仙台枝垂桜が初めて蕾を付けた。これで、今年は、滝桜のベニシダレザクラ、庭のオオヤマザクラと、4種類の桜が初めて花を咲かせた。すでに、一番大きなエドヒガンの枝垂桜は咲き終わったし、これからヤマザクラとカスミザクラが花を咲かす。サクラは大好きなので、種類はいろいろあるが、ソメイヨシノだけは無い。あの華やかすぎるのが苦手なのだ。
桜を眺めていて、谷郁雄の詩を思い出した。
「不良中年」
風景に/映る心
心に映る/風景
その心の風景に/今を盛りに/桜が咲いている
ぼくらは/桜の花から/自由になれない民族
春が来れば/不良少年も/不良中年も/桜の花の咲き具合と/散り具合を気にし/自分の人生の/どの辺りにいるのかと考える
そろそろ/桜からは/自由になりたいと思うけれど
今年もやっぱり/桜の花に見とれてしまう
ぼくは、「不良中年」の時代をとっくに過ぎたが、まだまだ桜から自由になれない。もうすこし、先のことらしい。
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