2013年7月10日

夏を迎える準備



昨日、出島の「ルビジノ」から小屋に戻ったら、入口のヤマユリが咲いていた。この付近では一番早い。8つも蕾を付けている。毎年、小屋の裏の道沿いには、野生のヤマユリがたくさん咲く。お隣のおじいちゃんが大切にしているのだ。花が咲くと、辺り一帯に濃厚な百合の香りが漂って、風向きによっては、小屋の中まで、その香りが届くことがある。

 真壁から来た風鈴を、小屋の軒下に吊るした。微かな風でも短冊がひらひらと舞い、ときどき、優しい音色で風鈴が鳴る。音が風の在処を知らせてくれる。この2、3日、暑さが厳しい。丁度良いタイミングで、我が家に来てくれたものだ。風鈴が、音で涼しさを感じさせてくれるなら、目でも感じようと、その下に睡蓮鉢を置いてメダカを飼うことにした。ヒメスイレンの葉の間を緋色のメダカ(楊貴妃)6匹が、ゆったりと気ままに泳いでいる。何も考えないで、メダカたちの動きを目で追っていると、この暑さも忘れられるような気がする。風鈴とメダカ、これで、今年の夏を迎える準備は完了だ。


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