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2020年3月1日

お菊虫


 Kさんがジャコウアゲハの蛹が集団越冬しているというので、早速、見に行った。いた!いた。何匹もの蛹が、しっかりと板碑にくっついているのを見つけた。
 このジャコウアゲハの蛹は、昔から「お菊虫」と言われた怪虫である。『播州皿屋敷』の怪談は誰でも知っているだろう。その舞台となった姫路城二の丸にある井戸から、この虫が大量に発生したという。その姿が両手を後ろ手に縛られて吊り下げらている形に似ているので、お菊さんの怨念が虫となって帰って来たと大いに恐れられたそうだ。確かに、美しいオレンジの模様がお菊の着物の柄のようでもあるし、糸で石と括られている姿が、縄で吊り下げられた姿のようにも見える。
 
 可哀想に!八郷の「お菊さん」たちは、縛られたまま、まだ冷たい風にじっと耐えていた。頑張れ!もう少したてば、また、生まれ変わって大空を自由に飛び回れる。
 もっと鮮明な美しい写真が、Kさんの下記のブログに掲載されています。ご覧ください。

2019年11月13日

近頃の水槽風景

 秋も深まって、庭の木々も色づき始めた。そんな中で小屋の水槽は、いつでも春だ。ヒーターで約22℃が保たれているので、水草は青々と繁って、次々と新たな芽を出している。メダカも、今だに卵を産んでいるし、エビも貝も、邪魔なほど繁殖している。以前の汚い藻はすっかり影を潜めて、水はいつでも澄んでいる。水槽が安定するのに半年はかかると本にあったが、これは本当だった。

 これから、外はだんだん寒なって枯れ色の世界になるが、この水槽だけはいつでも宝石のように緑に輝ている。暖かい部屋で、水槽をボンヤリ眺めながら飲むコーヒーは美味い。


2019年7月23日

庭にアナグマが

 今、小屋の前に出たら、道路の向こうからアナグマが近づいて来た。3、4mの距離になっても気が付かない。お陰で、しっかり観察できた。ついに、僕に気付き、慌てて踵を返して逃げて行った。その慌てぶりが滑稽で笑ってしまった。最近、彼等を良く見かける。先日は、近くで巣穴を見つけたし、Oさんも目撃したそうだ。アナグマは、どことなく「鈍臭い」ところがあって憎めない。



2019年5月22日

水槽はベビーラッシュ



 今、我が家の水槽はベビーラッシュである。よほど居心地が良いのか、2匹のメスのメダカが代り番に一週間に2回ほど約10個の卵を産んでいる。これが半年続いたら、単純計算で960個になる。無精卵や親の餌になってしまうのも相当数あるにせよ、そのうち、水槽が子メダカで溢れてしまうのではないかと心配になってきた(笑)。現に、針の先ほどの稚魚が、水面近くをチラチラ泳いでいる。水槽が溢れる前に里子に出さなくてはと考えているので、その節はよろしくお願い致します(笑)。

2019年5月9日

今度はニホンリスの死骸




【閲覧注意】
 先日、ピーがキビタキを捕まえたのを、「狩の趣味が良い」と言ったのを少し反省している。
 今日も、ほとんど前回と同じ場所にニホンリスの死骸があった。ピーのやつ、僕を喜ばせようとして置いたのだろうか?
ニホンリスは、八郷の平地ではキビタキ以上にレアである。僕も小屋では、ずっと以前に1度見ただけである
 しかし、疑問がある。ピーは太っていて、木登りが苦手のはずだ。若い頃と違って敏捷性にも欠ける。それで、どうしてリスを捕まえることが出来たのだろうか?もしかすると、鷹かフクロウ、またはカラスが真犯人なのだろうか?(これは身内の身びいきか)


2019年5月4日

キビタキの死骸




かわいそうに!やっとの思いで、海を渡って日本にたどり着いたというのに。
小屋の入口に、キビタキの死骸が落ちていた。鮮やかな喉のオレンジが痛々しい。おそらく犯人はピーだと思うが、彼を責める訳にはいかない。ピーだって野生の本能に従っただけなのだから。
それにしても、ピーのやつ、なかなか趣味が良い。レアな鳥ばかりを狙う。昔トラツグミを捕まえたことがある。

2019年3月29日

小さな世界ーアクアリウム




北側の窓に棚を作って、アクアリウムと植物を置いた。淡いブルーの光の中に3匹の赤いメダカが泳いでいる。僕が創った世界。小さな生態系。

2015年2月18日

誰の仕業か?

朝起きて気がつくと、庭の木の根元周辺の落ち葉が除かれている。誰かが越冬している昆虫を食べに来たらしい。昨日はマルバノキだった。今朝はカツラの木の下が丸く地面が現れている。ピーがこんな事までして地中の虫を食べるとは思えないし、誰だろう?もしかすると、イノシシかタヌキが山から下りてきたのか?それにしては掘りあとがおとなしすぎる。現場は窓のすぐ近くだから、大物だったら気がつくはずだ。考えられるのは、ツグミの仲間だ。シロハラだろうか? そういえば、この頃、隣のヒノキ林の中で彼がウロウロしているのをよく見かける。明け方にでもやってきて、枯葉を一枚づつ啄んで除きながら、地面の虫を探したのだろうか。
 今頃から春先にかけてが、小鳥たちにとって食べ物が一番不足する時期である。秋に実った木の実草の実は食べ尽くしてしまったし、昆虫はまだ活動していない。いよいよ、彼らから僕のバードテーブルが頼りにされる時期がやってきた。


2015年1月13日

その後のバードテーブル


 どうやら僕の作ったバードテーブルは、小鳥たちに気に入ってもらえたようだ。寒くて起きるのが面倒だから、布団をかぶったまま耳をすませていると庭の方から小鳥たちの鳴き声や羽音が聞こえる。あの鼻にかかった鳴き声はヤマガラだ。これはエナガだ。誰かが銀の鈴をこすり合わせたようだと言っていた。時折、ギーというのも聞こえる。どうやらコゲラもいるらしい。混群だろうか? 東の方向からメジロ夫婦の早口なオシャベリも聞こえる。すると、突然、小鳥たちを追い払うような鋭い鳴き声がした。とうとうヒヨドリが割り込んできたらしい。朝の平和が一瞬で壊れた。
 気のせいだろうか?バードテーブルを設置してからというもの、庭に来る小鳥の数が増えたように思える。今朝も窓のすぐ脇のシャリンバイの枝から枝へとクリクリ目玉のルリビタキのメスが飛び回っている。ジョウビタキの雄など、すぐ近くまでやって来て、鮮やかな緋色のお腹を見せびらかしている。そのほか、カシラダカにホオジロ、ツグミにシロハラ、ウグイスにシジュウカラ・・・。
 彼らから、僕が安全な動物であると認めてもらえたのかと思うとたまらなく嬉しい。

2014年12月26日

バードテーブルを作る

 
 忙しかった12月も一段落したので、庭の陽だまりでお茶を飲んでいた。頭上に、小鳥たちの群れがやってきて、枝から枝へと鳴き交わしながら飛び回る。エナガやコゲラなどが、すぐ近くで、しきりに餌を探している。エナガは頭をさげると頭上の白い部分がチラリと見える。コゲラの鹿の子模様がオシャレだ。まったく、彼ら(彼女ら)は、森の妖精のよう。実に可愛い。

 ちょうど、クリスマスでもあるし、彼らにバードテーブルを作ってやることにした。これから本格的な冬を迎えるにあたって、いつでも僕の庭に来れば食べ物があると思って欲しいのだ。ぜひ、多くの仲間と一緒に来て欲しい。
 しかし、僕のところには、「猛獣の」ピーがいるし、近所のネコも出没する。そこで、ネコらの手が(足が)届かないように、金棒の先にテーブルを載せることにした。自分では、うまくいったと思っているが、果たして、小鳥たちに気に入ってもらえるか、ネコが諦めるか、もう少し経たないと判らない。


2013年10月31日

秋の夜長の楽しみ:ゲジの訪問

小屋は林の中にあるようなものだから、いろいろな虫や小動物が訪れる。それを捕まえて、図鑑で調べるのが、僕の密かな楽しみになっている。秋の夜長など、枕元にやって来た虫たちをじっくり観察してその生活を知るのは喜びですらある。今夜の訪問者は、先日のナメクジと反対に足の多いもの。「ゲジ」である。あの「ゲジゲジまゆげ」の「ゲジゲジ」である。
 このゲジは、ムカデに近い仲間だが、人を刺したりとあまり悪い事をしない。長い足を多く持っているうえに、結構、すばしっこいから嫌われ者になっているが、家の中のゴキブリやハエなど害虫を捕獲して食べてくれるので益虫と言っていいくらいだ。そう知って、まじまじと眺めると、美しいくらい造形的な形をしていませんか? エッ! そんなことない?



2013年9月11日

ヒョウ柄ナメクジ現れる

【注意】まず、こういうのに弱い人は、写真を拡大しない方がいいかも。

 先ほど、近くの花木センターからクラブアップルの苗木を買って来たら、例のマダラコウラナメクジが鉢についていた。噂では聞いていたが、実物を見るのは初めてだ。乾燥していたから10cm弱だったが、大きなものでは20cmにもなるという。雌雄同体で、白い大きな生殖器を頭から外に出して交尾する。雑食性で野菜や果物に被害を与える上に、姿も醜悪だ。なんだか、オゾマシイ生きものを見てしまったようで、気分が悪い。これは北欧産の外来動物で、今のところ土浦市を中心とした地域で見つかっている。こんなのが、絶対に我が八郷に侵入しては困るので、即、踏みつぶした。花や植木を持ち込む際は注意を!


2013年8月20日

カタツムリ

少し前のブログに、山小屋には、いろいろな生きものが訪れると書いたが、今日は部屋の壁に張り付いているカタツムリを見つけた。触ったら、ポロリと剥がれた。まだ、生きているらしい。殻には、美しい虎斑模様が描かれている。こんなのは、初めてだ。子どもの頃、遊んだカタツムリとは模様が違う。もしかすると、これが噂?の「ヒタチマイマイ」かも知れないと思って、ネットで検索をかけたら、ますます、そう思えて来た。どなたか詳しい方がおられたら確かなところを、是非、教えていただきたい。

 夕方、丁度、雷がやって来て強い雨が降った。乾ききった土に雨がみるみるまに染込む。草木が一斉に生気を取り戻した。その濡れた葉の上に、カタツムリをそっと置いた。(雨が降って良かったね)



2013年8月14日

カエルたち

立秋も過ぎたというのに、毎日、猛暑が続く。朝起きて、窓を開けたら野外テーブルの上に置いてある「コケ玉石」にアマガエルが、二匹も張り付いていた。この石は、軽石をくり抜いて、そこにコケを植えたものだ。水分を吸い上げるようにと水を入れた茶碗に浸してあるから、カエルたちにとっては、お腹がひんやりとして居心地が良いのだろう。

 カエルと言えば、紛れ込んだかピーが連れて来たのかしらないが、夕べも夜中に小屋の中をパタパタ、バタンと飛び回っていた。そのうちに、寝ている僕の顔の上に飛び乗って来た。ペタッという濡れたゴムのような感触で飛び起きた。到底、このままでは眠れないので、電灯を点けて探し出して捕まえたら、大きなアカガエルだった。綺麗なアカガエルだから良かったものの、ヒキガエルなどだったらたまらない。もう二度と小屋に入るなと言い聞かせて外に放った。
 山小屋は、網戸が無い上に至る所に隙間があるから、いろいろな昆虫や動物が入ってくる。ヘビや不快なものは困るが、こうした夏の夜の訪問者は、(基本的には)歓迎である。


2013年7月10日

夏を迎える準備



昨日、出島の「ルビジノ」から小屋に戻ったら、入口のヤマユリが咲いていた。この付近では一番早い。8つも蕾を付けている。毎年、小屋の裏の道沿いには、野生のヤマユリがたくさん咲く。お隣のおじいちゃんが大切にしているのだ。花が咲くと、辺り一帯に濃厚な百合の香りが漂って、風向きによっては、小屋の中まで、その香りが届くことがある。

 真壁から来た風鈴を、小屋の軒下に吊るした。微かな風でも短冊がひらひらと舞い、ときどき、優しい音色で風鈴が鳴る。音が風の在処を知らせてくれる。この2、3日、暑さが厳しい。丁度良いタイミングで、我が家に来てくれたものだ。風鈴が、音で涼しさを感じさせてくれるなら、目でも感じようと、その下に睡蓮鉢を置いてメダカを飼うことにした。ヒメスイレンの葉の間を緋色のメダカ(楊貴妃)6匹が、ゆったりと気ままに泳いでいる。何も考えないで、メダカたちの動きを目で追っていると、この暑さも忘れられるような気がする。風鈴とメダカ、これで、今年の夏を迎える準備は完了だ。


2013年6月23日

小鳥の雛が消えた

  たった今、流山の自宅から山小屋に戻って、小鳥の巣を覗いたら雛の姿が消えている。昨日の朝までは、4羽とも大きく育って、大きな声で親鳥に餌をねだっていたのに。巣立ったのではないだろう。あれでは幼すぎる。そばの壁に爪跡が無いからピーの仕業でもなさそうだ。考えられるのは、カラスだ!そう言えば一昨日、屋根の上でカラスが騒いでいた。今も近くで鳴いている。僕が小屋を空けた昨日から先ほどまでの間に雛たちを連れ去ったかと思うと残念でならない。

 こうなったからには、小鳥の種類を書いてもいいだろう。営巣したのは、「キビタキ」だ。この鳥は、夏鳥で毎年5月の中頃、南の島から日本の広葉樹林に渡って来て営巣する。雄は、上面が黒で、眉と腰、腹が鮮やかな黄色。喉はオレンジ色で翼に白斑がある。若葉の繁る梢の先で朗々と美しい声でさえずる姿は、日本の野鳥でもトップクラスに入る。
 こんな美しい鳥が、僕の目の前で、せっせと餌を運んで子育てしたのだから感激して、そして落胆した気持ちもわかってもらえると思う。


2013年6月20日

小鳥の正体が判った

先日のブログで、ドアの前に営巣しているのはコサメビタキと書いたが、とんでもない間違いだった。ヒナが大きく育ち、雄も餌を運んでくるようになって、その正体が判った。本当に驚いた!今、一人で興奮している。無断で見に来る人がいるかもしれないので、巣立つまで何の種類かは言えないが、本来は山地の深い森の中に営巣する姿も鳴き声も美しい鳥だ。それが、こうしてお茶を飲みながらガラス越しにじっくり眺められるなんて信じられない。

 また、親鳥が餌を運んで来たようだ。近くの枝で親が鳴くと、今までおとなしかった雛たちが一斉に騒ぎだした。

 今日のような暗い日、部屋の中に一人でいると次第に現実感が薄れていく。

2013年6月15日

ヒナが孵った

先日(6月4日)のブログに書いた入口ドア前の小鳥の巣にヒナが孵った。親鳥が留守の間に、そっと覗いてみたら、ピンクの肌に薄い産毛の生えた変なのがモゾモゾしていた。どうやら3羽いるらしい。この前から、ピーもこの巣に気が付いて、何度もログの壁を這い上がって近づこうとしている。強く叱ったり、ピーの届かないところに巣を移動したりしたので、今のところ大丈夫なようだ。でも、これからヒナが餌を求めて鳴き出す頃が心配だ。もう、こんな落ち着かない日々はごめんだから、願わくは、一日も早く、元気に巣立って欲しい。これは小鳥の母親と僕の共通の願い。


2013年6月7日

小屋は緑の海底に沈んで


 若葉の緑は、すっかり色濃くなって、もう、山小屋は緑の海底に沈んだよう。ほの暗い部屋の外は、風に揺らめく海藻の海。ときどき、魚の小鳥たちが鳴き交わしながら海藻の間をすり抜けて行く。
 先日のブログに書いた小鳥の巣は、どうやらコサメビタキのものらしい。近くのカツラの枝から小声の鳴き声が聞こえた。


2013年6月4日

小鳥の巣

 やぁ〜、驚いた。山小屋の入口脇にぶら下がっているフクロウの焼き物に落葉が詰まっているので覗いたら、中にいた小鳥と目が合ってしまった。彼女も、慌てて飛び出して行った。どうやら、巣の中で卵を温めていたのを驚かしてしまったようだ。「ゴメン、ゴメン」と謝って、そっとドアを閉めた。しばらくして、遠くから覗いてみたら尾羽がはみ出していたのでひと安心である。とっさの事なので、小鳥の種類は、いまのところ判らない。でも、スズメやシジュウカラなどのありふれた鳥では無さそうだ。
 おかげで、当分の間、僕とピーは、小屋の正面ドアから出入りできず、泥棒のように裏口からそっと忍び込む生活となるだろう。でも、山小屋が、森の一部だと認めてもらえたようで嬉しい。