2013年6月4日

小鳥の巣

 やぁ〜、驚いた。山小屋の入口脇にぶら下がっているフクロウの焼き物に落葉が詰まっているので覗いたら、中にいた小鳥と目が合ってしまった。彼女も、慌てて飛び出して行った。どうやら、巣の中で卵を温めていたのを驚かしてしまったようだ。「ゴメン、ゴメン」と謝って、そっとドアを閉めた。しばらくして、遠くから覗いてみたら尾羽がはみ出していたのでひと安心である。とっさの事なので、小鳥の種類は、いまのところ判らない。でも、スズメやシジュウカラなどのありふれた鳥では無さそうだ。
 おかげで、当分の間、僕とピーは、小屋の正面ドアから出入りできず、泥棒のように裏口からそっと忍び込む生活となるだろう。でも、山小屋が、森の一部だと認めてもらえたようで嬉しい。

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