最近、「石」に憑かれている。昨日も、「ジオネットつくば」が主催する筑波山地質巡検に参加してきた。友人から「浮気者」と言われようが、何でも自分の興味が向くものに気ままに首を突っ込められるのが素人の特権だ。現場で、直接、専門家から筑波山の岩石や成因ついて聞く体験は、ワクワクするほど面白かった。この「面白さ」は、顕微鏡下の1ミリにも満たない鉱物の世界から、何千万年の時間軸のなかでのダイナミックな造山活動を推理してイメージすることにあるのかな、なんて思ったりした。そんな理屈を抜きにしても、無心になってひたすらハンマーで石を叩き、やっと割れた表面に、美しい結晶の粒や不思議な模様を認めたときの喜びは、もうそれだけで人をこの世界に引き込む魅力がある。
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