2014年1月9日

こんこんギャラリーの狐たち

 



 今日から、「こんこんギャラリー」で恒例の『こんこん・こんこん』展が始まった。この企画展は、ギャラリーの建っている地名の「狐塚」にちなんで、ギャラリーのメンバーなどが狐をモチーフにした作品を持ち寄っての展示である。それも、年々、質・量ともに充実して来て、陶器はもちろん、木工、彫金、篆刻、絵画、布小物から織物まである。更に、今年はTさんの素晴らしい狐の陶器人形群にYさんの狐の煉り切りとクッキーが加わった。この煉り切りは造形作家であるYさんの手作りで、いつも相手にしているのは粘土だが、今回に限っては求肥と餡である。クッキーは、この企画展にあわせて狐の金型を作って焼いたもの。

 これだけ狐にまつわる作品が一堂に集まると自ずから妖しい雰囲気が漂いだす。この中で、狐の和菓子をいただき、狐が化けたとしか思えない(美女)から抹茶をご馳走になりながら、各自がこれまでの人生で体験した不思議を順に語り合っていると、もう、『百物語』の世界。時間が過ぎるのも忘れて、我に返ったら5時間も滞在していた。

 八郷では、現在でも狐は健在である。是非、「こんこんギャラリー」の狐たちに会いに来て欲しい。会期は1月26日まで。
(なお、写真に写っている方々と狐との関係は一切ありません。念のため)


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