2016年2月21日

貧乏ライカ病の再発


一昨日、L39-m4/3アダプターリングなるものを、600円で入手したので、早速、昔集めた「怪しい」ライカのレンズを、最新のオリンパスのミラーレス一眼デジタルカメラに装着して撮影してみた。それが大成功で、シットリとした色合いとボケや光のクラデーションが実に美しい。その場の空気まで写し込んでいるようである(気のせいか?)。もっとも、「怪しい」レンズと言っても、これらのレンズは、第二次世界大戦後に当時の東ドイツにあったカールツァイス・イエナ工場の技術者と生産ラインを丸ごと旧ソ連に持ち去さり、有名なゾナーレンズにジュピーターという名前をつけて生産したものだから、見かけはショボいが光学的に優れているのは当然である。一緒に写っているカメラは、バルナック型ライカというもので、これは私と同年代で60歳をはるかに超える。それにしても、このデザイン、質感、重量、なんと美しいことか!惚れ惚れする。今でも、フィルムを入れればちゃんと写る。二度と日の目を見ることは無いと思っていたこれらのレンズたちが、再び活躍する時代が来るとは想像もできなかった。嬉しくてたまらない。
(上のピーが歩いている写真は、この怪しいレンズで撮影したものです。前の方のピントが合っていませんが、何しろマニュアルなもんで・・・)


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