2016年3月8日

アブラチャンの花が咲いた

 昨日、今日と異常なほど暖かい。昨夜、外に出たらカエルの鳴き声が聞こえた。彼らも急に春が来たので、慌てて産卵をしたようだ。きっと、水辺に行けばたくさんの卵が見つかるだろう。
 今朝もピーと一緒に庭の木を見て回った。アブラチャンは、先週やっと硬い冬芽が緩んで艶やかな芽鱗の間から新鮮な緑の部分がわずかに覗いたかと思ったら、今日は花が咲き始めていた。葉っぱの付いていない細い枝先に、線香花火のような黄緑色の小さな花が付いている。学名の「早熟な」が意味する通り、庭の木の中で一番早く咲いた。
 アブラチャンは、花もだが果実も真ん丸なビー玉のようで可愛い。名前も可愛い。漢字で書くと油瀝青」である。これは木に油分を多く含んでいて、果実から灯し油を絞ったからだそうだ。「可愛い」と言っても、それは花と実と名前だけで、幹は多数の株立ちとなって四方に暴れる。かわいそうだったが、今年は大幅に剪定した。




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