青く澄んだ空に白い雲。刺すような夏の日差し。遠くまで続く翠緑の稲田。
先週、我々三人は、ドジョウしか捕獲できなかったので、今日は、リベンジのつもりでこの暑い中でも怯むことなく魚採りを実行した。
まずは片野の水路で、カマツカやヨシノボリを捕まえた。幸先がいいと思ったら、間もなく、Mさんが目標の一つであった婚姻色のタイリクバラタナゴを捕まえた。アクリル水槽に入れて空と山を背景にして眺めた。体側のライトブルーのライン、尾びれ、背びれ腹ビレの赤橙色。雄のくせに瞼に朱を引いている。美しい!Mさんが是非捕まえたいと言っていた訳がよくわかる。次は、柿岡近くの川。気持ちの良い川なのに魚影が薄いと諦めていたら、またもやMさんが、多数のメダカを捕獲した。八郷では、最近、メダカの群れを見る機会が無いと思っていたが、まだ、ここには生息していることが解って安心した。メダカも、今回の魚獲りで、是非とも確認したかったものだ。最後は、小幡の川に入った。ここの川は両側から草が茂っている。生き物にとって良い環境が保たれているのだろう。ひと網入れる毎に、何匹ものカワムツなどの小魚が入る。一緒に、ガムシやシマゲン、タイコウチ、コオイムシ、ミズカマキリ、そして色々な種類のヤゴも入る。その密度の濃さに、三人とも大ハシャギだ。(特に水生昆虫が専門のK先生は)
今回、恋瀬川と繋がっている三本の小川を見て回ったが、それぞれ川の様子が異なり、それに伴い生息している魚の種類も異なる。この事を肌で感じたのも、今回の魚獲りの成果だった。また、季節によってこの差異は、もっともっと複雑になるだろう。秋になったら、また、やろうと話して、今回の魚とりは終了した。
いやー、魚獲りは幾つになっても楽しい。草刈りしていた地元のおじさんも「こういうのが一番だよね」と賛同してくれた。
稲田を渡ってくる風が心地よい。
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