2021年7月14日

櫻川磯部稲村神社の宮司さんの話を聞いた

 今日もまた充実した1日だった。昼食に桜川の『一期一会』に行ったら、元地域協力隊のOさんから、今から岩瀬の『桜川磯部稲村神社』で宮司さんの話があるから一緒に行かないかと誘われた。こんな機会を見逃す訳にはいかない。

 これは石倉翠葉の『櫻川事蹟考』を読み解く勉強会の一環として、櫻川磯部稲村神社の宮司から話しを聞く会を設けたものである。会場は神社の社務所である。話は、神社のある磯部村付近の歴史や風土、民俗、磯部稲村神社の縁起や御祭神、そして山桜にまつわる諸々の事などを聞いた。初めて耳にすることも多く大変勉強になった。この神社の創祀はものすごく古い。何と景行天皇の時代まで遡るという。景行天皇といえば、西暦100年ほどで日本武尊の父親であり、彼を蝦夷討伐のために東日本に向かわせた天皇である。今から約千九百年前の話である。

 どうも、僕と宮司は、興味の対象や考え方が似ているらしい。話に引き引き込まれて夢中になって聞いていたら2時間も経っていた。明け放れた縁側からは、神社の特有の澄んだ明るい光と爽やかな風が入ってくる。境内の苔や木々の緑が清々しい。


 終わって、帰ろうとしたら、もう一つ見ておくべきものがあると言って、少し離れたシャビキ神社へ案内してくれた。それは、泉の辺りにあるヤブツバキの巨木である。こんな見事な椿は見たことがない。胴回りは2メートル以上はあるだろう。宮司が指差した根本を見たら、木の幹が「椿の花」のような形をしていた。

以前にも、謡曲『桜川』のことを記事にしたが、この辺一帯は魅力溢れるところだ。梅雨が明けたら、散歩でもしたらいい。


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