2014年3月1日土曜日

雨の日の「塗り絵」

八郷の田んぼ
雨の一日、先日の池田先生のマネをして、五万分の一地形図の田んぼ部分を色鉛筆を使って黄緑色に塗りつぶした。まるで、小学生の塗り絵だ。それが、描き始めたら、面白くてオモシロくてたまらないのだ。気が付いた時には、脇に置いたコーヒーはすっかり冷えてしまっていた。色鉛筆の先端が友達の家を見つけたり、「これだけの面積で集落が食っていけるのだろうか」とか、細かに入り組んだ谷津では「確か、ここの池にはイモリがいた」なんてつぶやいたり、変な記号を見つけては思い当たるものを考えるなど・・・、時間が過ぎるのも忘れてしまう。少し離れて眺めると、田んぼの広がりが、大地に根を張っている巨木ように見えて、これはこれでたくましくて美しい。周囲の山に降った雨が、この小川を流れて田んぼを潤し、やがて一つに集まって恋瀬川となって霞ヶ浦へ下るなんていう想像は眠れない夜には有効かもしれない。(ただし、深入りは逆効果)
 この「塗り絵」は、退屈で死にそうな人や、疲れて落ち込んでいる人には効果的だと思われる。お試しあれ。「自分は元気だし、そんな暇人じゃない!」。あぁ、それは、それで結構。

 さらに、池田先生から教えてもらったことは、山根盆地(八郷盆地)の低地(田んぼ)がこんなに広いのは、砂や泥が厚さ100mも積もった堆積盆地だから邪魔する岩が無くて小川が楽に流れを変えることが出来たからだということ。また、川又・半田付近に峡谷(狭窄部)があったので、「2万年前の海面低下期に、恋瀬川の河床は高浜では今より20mも下がったのに、川又の岩の河床が浸食されなかったために」これが、いわば自然のダムとなって、これより上流である八郷盆地の「低地の土が保全された」とのことである。そして、このメカニズムは、京都盆地や奈良盆地と同じだそうだ。そう聞けば、八郷の風景が京都や奈良の風景とよく似ている理由が納得できる。きっと、風水では、このような地形を優れているというのだろう。


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