2009年4月26日

牡丹に富士山


 昨日の雨が大気を洗ったので、あたり一面に透明な空気が満ちている。風景が、くっきり見える。若葉を抜けた風が香しい。今日は、打ち合わせの後、仲間たちと「つくば牡丹園」に行った。日頃、「園芸植物より、野山の花が好きだ」なんて格好を付けている僕だが、愛情と丹精をこめて育てられた牡丹の花を、しげしげと眺めると気持ちがぐらついてくる。色は深紅から雪白まで、雰囲気は妖艶なものから清楚なものまで何千という花が咲いていた。関社長から、古い株では80年ものがあるとか、毎朝花の数をカウントしているとか、種子を採取して蒔く時期は何月何日に限るなんて聞くと、「この人は、牡丹に取り付かれているな〜」と思ってしまった。
 帰りは、いつものように「カフェ・ポステン」でコーヒーを飲んでから不動峠を越えた。眼下の田んぼには、もう水が張られていて、夕暮れの空を映している。はるかその先には、富士山のシルエットが。(写真をクリックしてください。大きくなります)

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