2009年11月18日

秋の夜長

 秋の夜長とは今頃のことを言うのだろうか。夕食からベットにもぐりこむまでの時間が長い。子猫のピーも遊び疲れて眠くなったらしい。膝の上でうとうとしている。流山の自宅から持ってきた松村の「アブサン物語」も岡谷公二の「原始の神社をもとめて」も読み終えてしまった。さて、次は何を読もうか?こんなとき、いつも手に取るのは、蒲松齢の「聊斎志異全訳全一冊」という分厚い本だ。これは17世紀の中国の不思議な出来事を集めたもので、鬼、人、狐、物、神が一つとなって繰り広げる世界には独特の魅力がある。生命の力が衰えてゆく晩秋の夜、静まり返った山小屋で一人読みふけっていると、物語がいやにリアルに感じられる。明日の朝は、冷えそうだ。

1 件のコメント:

壱 さんのコメント...

愚昧と木守小屋乱入作戦が実行できずに
ギリギリと奥歯を噛み砕いている壱と申します。
少しだけ時間や気持ちに余裕が出て来てやっとコチラへ
お邪魔してみれば…随分と美人さんなパートナーが!
…猫たんぽ… 想像しただけで昇天しそう。
「聊斎志異全訳全一冊」がとても気になりました。
活字克服の際は図書館に足を運びたいです。
デッキでの朝食、素敵ですね!風邪にお気をつけて!