2010年7月11日

ノリウツギ


今頃の庭で咲いているのは、アジサイの仲間ぐらいだ。小雨の中を見て回ったら、ノリウツギが咲いていた。葉を茂らせた木々の間で、円錐状の白い花がよく目立つ。僕の好きな木のひとつである。昔は、樹皮の内側の粘液を製紙用の糊に使ったそうだ。名前はそこから来ている。原田康子の小説で有名な「サビタ」もこの木である。アイヌにとって、この木は薬草や生活道具の素材として身近だったようだ。


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