2010年10月12日

サワフタギの実




 一週間続いた「筑波山の自然展」の仕事も終わって、のんびりした一日を過ごしている。志筑の「hanana」でピザの昼食をとった後、山小屋に戻った。今朝、小屋を出たきり姿を見せなかった猫のピーが、出迎えてくれた。二人(一人と一匹)して庭を見て回ると、少しばかり深まった秋をいたる所で見つけた。
 入り口の脇では、サワフタギ(別名 ルリミノウシコロシ)が、きれいな藍色の実をたくさんつけていた。これまで、秋になるとお隣のこの木に沢山の実がついているのがうらやましかったが、今年から僕のところでも実るようになったのだ。そのサワフタギの株をのぞいたら、株の中にアケビの実がぶら下がっているのを見つけた。採って食べるのには、まだ少し早そうだ。熟して皮が裂けるまで待っていても、この中なら誰にも見つからないだろう。サワフタギの足下には、白い野菊が一面に咲いていた。キク科の種類を同定するのは難しい。花を一本引き抜いて小屋に持ち帰り、図鑑であれこれ調べたが、確定するのに難儀する。冠毛が有るの無いの、葉っぱの切れ込みがどうの・・・。結局、ただのヨメナだと思うが、もしかするとユウガキクかもしれない。やっぱり難しい。でも、楽しい。

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