2010年11月9日

ノウサギの子供


 今朝は、深い朝霧が小屋や庭を覆ている。ピーと散歩していたら、あいつが突然走り出した。しばらくして、何か大きなものをくわえて戻ってきた。ノウサギだ。自分の体の半分もある大きさだ。まだ、生きているかもしれないと思って、すぐに取り上げたが、駄目だった。喉のところに小さな傷があり、赤い血が滲んでいる。一撃だったのだろう。ノウサギは子供で、つぶらな黒い目が可愛い。そっと持ち上げると、ふわふわの毛皮を通して、まだ残っている体温が暖かい。ピーを責めてもしかたがない。「ごめんな」と謝りながら、土に埋めた。

3 件のコメント:

TF さんのコメント...

これが自然ですよね。ピーが、ただの飼い猫に堕落せず、野性を持っていることに乾杯。
我が家の犬も時々散歩の途中で地中のモグラを捕ります。臭いでしょうか、音でしょうか、見えないものが分かるようです。
その時はおおいに褒めてやります。

RAMUNOS さんのコメント...
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RAMUNOS さんのコメント...

 これまで、ピーはモグラやヒミズや小鳥を捕まえてきたことはありましたが、今回のような大物は初めてです。TFさんのように、褒めてあげれば良かったと少し後悔しています。あまりに、ウサギの子供が可愛らしかったので、そこまで気が回りませんでした。遅まきながら、先ほど小屋に戻ったので、ピーに「今日、お前は頑張ったな」と言いました。