2010年11月23日

僕は猫を二匹飼っていたらしい

 
 益子から山小屋に戻ったのが夕方の5時過ぎ。もう、すっかり暗くなっていた。いつものように、ピーが僕の車の音を聞きつけて出迎えてくれた。甘えるピーを抱いて、小屋に入ろうと電灯を点けたとたん、部屋の長椅子から、白と黒の猫が飛び降りて反対側のドアから逃げていった。隣の雌猫だ! このところ、小屋の周辺では良く見かけるが、まさか、山小屋の中まで入り込んで、僕らの長椅子で堂々と寝ているなんて思いもしなかった。そう言えば、近頃、ピーの餌皿がすぐ空になって、日に何度もキャットフードを足している。その時は、ピーのやつが冬に向かって食欲がおう盛になったのだろうぐらいにしか思わなかったが、これで、すべてが解った。ピーの残したキャットフードを、あの白黒のニャンコが食べていたのだ。それにしても、ピーやつ、お気に入りのベッドを勝手に使われ、食べ物までを奪われて黙っていたのだろうか?精悍な顔つきをしていても、まだ1歳の子供だから文句が言えなかったのだろうか。それとも、お隣の可愛い雌猫だから大目に見ていたのだろうか。


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