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2018年3月5日

これがピーだ!



 先日、若い女の子が小屋に来た。僕の顔を見るなり、「たった今、入口の坂のところでタヌキを見た」と言う。彼女は「まだ、あそこにいる」と言って林道を指をさす。
「あれは僕のところの猫だよ。ピーと言うんだ。ピーが見られたなんて、君はすごくラッキーだと思わなくてはいけないよ。小屋に来た人で、ピーと会える人は稀なんだから」

 確かに、暗褐色の長毛で、少し太りきみのピーを後ろから見れば、タヌキと間違うだろう。特に冬季のフワフワ、ムクムクした毛皮はタヌキに見える。内心、猟師に鉄砲で撃たれでもしないかと心配しているくらいだ。しかし、正面から顔付きを見れば、すぐわかる。第一、こんなに可愛いくてハンサムなタヌキがいるはずがない!

 昨夜は、よく晴れた満月の暖かい晩だった。風邪をひいて、昼間寝ていたから真夜中に目が覚めた。ベッドの窓から、青白い月光が落葉樹の庭に注いでいるを何気なく眺めていた。そのときである。黒い影が、木々の間を走り回っている。目を凝らしてよく見ると、ピーだった。寒い冬が終わって、また、美しい夜が巡って来たことに浮かれているだろうか。小屋に戻って来たところを捕まえて説教してやった。「こんな晩に、こんな行動をとるから、タヌキに間違われるのだ」と。 
(もしかすると、ピーはタヌキが猫に化けたのか?(笑))




2017年1月13日

退院しました



 みなさま、大変ご心配をおかけしました。僕は、先ほど退院してきました。おとうさんが迎えにきてくれたのです。たった、3日間でしたが病院で過ごすのは嫌なものです。やっぱり、住み慣れた自分の家が一番です。もう、二度と入院などしたくありません。すごく痛かったお腹も、お医者さんが治してくれたので、今は、もう大丈夫です。ちゃんとオシッコも出るようになりました。

 今回、病気になったのは、おとうさんが「どんどん食べて大きくなって、ライオンになれ!」なんていうものですから、つい、その気になって食べ過ぎたのが原因かもしれません。これからは、人間の言うことなど簡単に信じないつもりです。また、水をたくさん飲んで、食べ物にも十分に気をつけたいと思います。

 季節は、最も寒い時期を迎えています。みなさんも、くれぐれも健康には留意してお過ごし下さい。ありがとうございました。




2017年1月11日

ピー、元気になって戻ってこい!

 

 今夜は、4年ぶりで山小屋に一人で過ごす。ピーが入院したのだ。昨日、流山の自宅から戻った時は、いつもなら大喜びで迎えに駆けつけるのだが、その姿がない。不安に感じて、庭を探したら木の根元に元気なくうずくまっている姿を見つけた。痛いのか、苦しいのか、時々、小さな鳴き声で悲鳴をあげている。それでも、夜になったら、僕のベッドに潜り込んできた。でも、眠れないらしい。弱々しく鳴いていた。
 今朝一番で、かかりつけのペットクリニックに連れて行った。獣医は見るなり、即座に「これは尿路結石です」と診断した。猫には多い病気らしい。長毛種の雄猫、それも太り気味の猫がよくかかるという。夕方、また会いに行ったら、麻酔して結石を取り除いてもらって痛みが消えたのだろうか、朝と違って、穏やかな表情をしていた。このまま、2、3日入院して様子を見た方がいいというので入院させた。
 いつも一緒だったから、ピーのいない生活は、なんとなく落ち着かない。読書をしていても膝に乗ってこないし、話をしたくとも相手がいない。パソコンをやっていても誰も邪魔しない。明るい月夜の庭に出ても、つい、植え込みの黒い影に視線が行ってしまう。ピーがうずくまっているのではと思ってしまうのだ。

 写真は、椅子の上に乗って日光浴をしているところ。僕が庭を散歩していると、いつも、ここから僕の動きを見張っている。





2016年7月28日

今朝の庭







 僕の山小屋へ来たことのある方は、今頃、雑草に埋もれているのではないかと心配(?)しているのかもしれないので、今朝の庭の様子をアップします。



 確かに、日当たりの良い明るいところは、これまでに1、2回草刈りしたが、木々の日陰になっているところは、案外、草が生えない。12年前、草地だった土地に、カツラ、コナラ、クヌギ、ヤマザクラ、ミズキなどの木々を一本一本手植えしたのが、今ではすっかり大きく成長して、だんだん当初イメージした「雑木林の中の小屋」に近づいてきた。小鳥やモグラ、セミやトンボ、蜘蛛、カエルやヘビなどの小動物や昆虫も棲みついた。
 毎朝、ピーと二人で、新たに棲みついた生きものを探したり、これからの庭の構想を練ながら巡回するのが日課となっている。ピーは飽きてくると、置いてある椅子の上で一寝入りするのが彼のお決まりのコースである。林を抜けた気持ちのよい風が吹いている。
 
 ピーに「お前ほど幸せなネコはそういないよ!」と言ってやるのだが、どこまで解っているのか疑問だ(笑)。




2016年7月13日

ピーとの会話


 長椅子に座り足を投げ出して読書していると、必ずピーがやってきて膝に飛び乗る。
「何の本を読んでいるの?」
「昔の禅の本。お前にはわからないよ。」
「へェ〜、人間って馬鹿だな〜。そんなことしてないで遊ぼうよ!」
「・・・ そうするか!」

毎晩、こんな会話が繰り返されている。








2016年1月14日

日向ぼっこしながら読書



 最近、天気が良い日は、朝食を済ますと庭に出ていつもの椅子に座って日向ぼっこをするのが習慣になっている。その時、カップになみなみと注いだコーヒーとお気に入りの本を携えることも忘れない。今朝の本は、スウェーデンの医療心理学者であるニルス・ウッデンベリ著の『老人と猫』である。教授は「自分は猫を飼う柄ではないと抵抗しつつも、いつの間にかキティ(猫)のちょっとした表情や素振りに一喜一憂するようになり」、猫の心の中をあれこれ想像したり考察せずにはいられなくなってくる。ふたりの温かく、少しユーモラスな「ラブ・ストーリー」である。それに、アーネ・グスタフソンの描いたイラストが、可愛くて素敵だ。表紙の絵など、我が家のピーにそっくりだし、読み進めていくうちに、似ているのはイラストだけではなくて、彼の家のキティの仕草や環境までが同じなので思わず微笑んでしまった。また、彼の関心も僕と同じだ。すなわち「人と猫はどれだけ意思が通じあえるか?」、「猫には人間と同じ愛情や感謝などの感情があるのだろうか?」、「猫の世界を理解しよう!」ということである。この点、どうやら、ピーの方が賢そうだし、猫との関係も僕の方が彼より密接なようだ。だって、我が家のピーは呼べばちゃんと鳴いて答えるし、長く留守にして帰ってきた時などは、大喜びで出迎えてくれる。姿が見えない時でも、「僕はここだよ!」と小さく鳴いて居場所を教えてくれる。(・・・本を紹介するつもりが、つい猫自慢になってしまった。)

 そう、この本は、猫好きの人にもそうでない人にも一読に値する楽しい本だ。とくに今朝のような気持ちの良い朝、暖かな日差しを浴びながら脇に可愛い猫を侍らせて読むには最もふさわしい本である。



 

2015年12月8日

12月だというのに小春日和





12月だというのに小春日和。
僕らと一緒に、お茶でもしませんか? 
ピー、そんな怖い顔していては、誰もこないよ!

写真をクリックすると大きな画面になります)








2014年11月20日

「猫バカ」のこの頃

幼いピー
  このごろ寒くなったので、ピーのやつ僕のベットに潜り込んで寝るようになってきた。腕を伸ばすと、それを枕にして寝る。自分の祖先は、野生の動物だということもすっかり忘れて熟睡している。まじまじと顔つきを眺めてみると、5年前の幼かった頃の面影がどこかに残っている。右左の瞳の大きさが違うのは、4年前に右目を怪我してから瞳孔がある程度しか小さくならないからだ。猫好きは誰でもそうだろうが、自分の猫が一番可愛くて利口だと思っている。僕も例にもれず、心底、ピーは最高な猫だと思っている。第一、呼ぶと返事をするし、話しかけると相槌も打つ、それに未だかつて僕に反抗したことがない。いつも元気で病気したことがない。そして、僕以外の誰にも馴れない・・・・。 ← もう、完璧な「猫バカ」だ!

現在のピー


2014年6月19日

ピーのガールフレンド

近頃、たびたび庭で美しい白猫を見かける。どうやら、お隣の若いメス猫(たぶん)のようである。ピーに気があるらしく、近くまでやって来ては甘い声で鳴いている。ピーも、まんざらでは無いらしく、僕と話すときとは違った優しい鳴き声で答えている。それも、ぼくが邪魔をしない限り、二匹はいつまでも続けているのだ。何をささやき合っているのか理解出来ないが、だいたいの想像はつく。ピーに可愛いガールフレンドが出来たことが嬉しい反面、人間の勝手でオス猫の能力を奪ってしまったと思うと申し訳ない思いがする。
 彼女のプライバシーを考慮して、写真はボカしてあります(笑)。


2014年5月31日

また、ピーにイスをとられた


 ネコは快適な場所を探す天才だ。つい先日までは、小屋の中の長椅子を僕と取り合っていたが、最近はもっぱら庭に置いたイスを自分のものだと決めたようだ。草刈りして、気持ち良さそうな空間ができたので、ここにイスを置いて木漏れ日の下で読書やうたた寝をして過ごすつもりであったが、たちまちピーに占拠されてしまった。あいつは、一晩中、外で遊び回って朝帰りした後、昼間はこのイスの上で眠ることにしたらしい。追い出せばいいのだが、ピーにからきし弱い僕にはそれが出来ない。


2014年3月26日

気持ちいい日差しの下で

昨日に続いて、ジャガイモを植えた。その間、ピーのやつ、庭のテーブルで、ずうっと昼寝をしていた。今日は薄曇りで風も無く、春の暖かな日差しが優しく庭を照らしている。たしかに、気持ちが良さそうだ。早く植え付けを終わらして、僕も仲間に入れてもらおう。


2014年2月10日

まだ、閉じ込められている → 脱出成功!


午前11時50分。まだ、出口の坂が半分ほど凍っている。車で突破する勇気がないから、いまだに小屋に閉じ込められたままだ。ピーは、溜め息をつきながら(?)窓枠の上から外ばかり眺めている。僕は、もう、朝からコーヒー2杯目。

午後2時25分。無事、脱出成功! 嬉しくなって、そのまま走ってガソリンを満タンにして来た。明日の朝は、また道がガラスと化するので、用心して車は坂の下に止めておいた。お祝いに、これから3杯目のコーヒーを飲むことにする。


2013年12月19日

暖かいのが大好きだ!

薪ストーブって、暖かくって、気持ちがいいなぁ〜。僕は大好きだよ!

今日も、たくさん遊んだし、お腹も一杯だ。
・・・
あぁ〜ぁ、だんだん眠くなってきた。
(ピーと僕は同じ台詞,動作)



 

2013年11月2日

最近のピー

 「毎回、主人のブログを開けるたびに、ゲジの奇怪な姿が現れて不快に思われた方も多いと思います。そこで、多少なりとも気分直しなにればと思って、最近の僕の写真を掲載します。」・・・「もし、ぜんぜん気分直しにならなかったら、ごめんなさい」と、ピーが言っていました。


 近頃は、すっかり朝晩が寒くなってきて、あいつは、夕べなど僕のベットの中に潜り込んで朝方まで熟睡していた。ふわふわの毛で湯タンポ知らず。




2013年10月23日

屋根の上で

庭のカツラの葉も、だいぶ黄色くなって来た。ピーのやつ、朝ご飯を食べた後、姿が見えないと思っていたら、屋根の上で紅葉見物していた。でも、まだ時期がちょっと早い。もう少しすると真っ黄色になり、辺りに落葉が甘い香りを漂わせるようになる。


2013年9月16日

外は大雨、風鈴は滴丁東

先ほど、台風の雨と風の中、流山から山小屋へ戻った。夕べ一晩中、ピーは一人で留守番だったから、僕が戻ったのが嬉しくて、足に纏い付く。どうせ、外は大雨だしと、ご飯を食べた後は、ずっと窓辺で昼寝ばかり。ときどき、片目を薄く開けて、僕がいるのを確かめている。写真を写そうとして近づいたら「うるさい」と文句を言われた。


 台風の残り風で、軒下の風鈴がしきりに鳴なっている。丁度、今読んでいる本に、こんな如浄禅師の「風鈴の偈」が載っていた。

  渾身似口掛虚空
  不問東西南北風
  一等為陀談般若
  滴丁東了滴丁東




2013年3月22日

春は眠いニャ〜


 ピーが眠いのは当然だ。この頃、夜が暖かくなったせいか、朝帰りの日々なのだから。


「ブログの更新が面倒なら、僕の写真を使ってもいいよ」とピーから許しがでたので掲載します。



2013年3月2日

ピーの注射

いつの間にか3月になってしまった。昨日から、春一番も吹いて、急に暖かくなった。石岡まで行ってピーの予防注射をしてきた。いつもならケージに入れると、出してくれとうるさいのだが、どういう訳か、今日は、いやにおとなしくしている。健康診断も問題無し、注射も素直に受けていた。記念に写真を撮るというのだが、僕は遠慮してピーだけにしてもらった。早速、ペットクリニックのホームページをのぞいたら、「ワクチンを受けにきたお友達」のコーナーに掲載されていた。写真も、何だか、カメラ目線で「お利口さん」に写っている。どうしたのだろう?

ネコとは、つくづく変な動物だと思っている。先日も庭を歩いていたら、物陰に隠れていたのだろう。そっと後ろから近づいて、僕の足にアタックしながらネコパンチ(すこしも痛くない)をして、急いで逃げてゆく。「この悪戯ネコめっ!」と怒った振りをすると、先の草影に身を低くして隠れ、じっと僕の様子をうかがっている(笑っているようにも見える)。そして、僕がその近くまでくると、また例のアタック・パンチをして逃げるのである。これは、どう見ても人間を「からかっている(おちょくっている)」としか思えない。こんな事をする動物って他にいるのかな。


2013年1月25日

ピー・シーサー


ピーのやつ、朝ご飯を食べた後、何処かに遊びに行ったらしい。あいつの姿が無い。大声で呼んだら、屋根の上で、「ここにいるよ」と小さな声で答えた。振り向くと、まるで沖縄のシーサーのように見下ろしていた。ネコのシーサー。小屋の守り神。小屋の本当の主。


2013年1月7日

ピーの教育


ピーの教育になればと思って、今日のネットにあった忠猫のニュースを二つ聞かせた。一つは、ブラジルの刑務所で猫が脱獄用具を運んだ話。刑務所に外部から入ってきた猫の胴体に何かが巻き付けてあることに職員が気付いて、つかまえて調べたところ、のこぎり、ドリルの刃、携帯電話などが出てきたというのだ。可愛がってくれた主人が、刑務所に入ったので、脱獄を手伝おうと、一生懸命、壁を登って届けようとしたのだろう。

 もう一つは、イタリアの話で、ドルドという忠ネコは、可愛がってくれた主人のレンツォさんが亡くなり、その葬儀の翌日から、毎日、墓を訪れ、家族が手向けた花のそばに、枯れ葉や小枝、プラスチックのコップ、紙ナプキンなどを拾ってくるようになったそうだ。泣ける話ではないか。ネコ達の健気さには涙がでる。「ピー。聞いてるか?・・・」、「あれッ! いない! どこかへ遊びに行ってしまったようだ。」